気をつけたい 赤ちゃんの「便秘」
おうちでできる便秘のケア
便が出にくいと感じたら、おうちで次のようなケアをしてみましょう。
生後1~4カ月
赤ちゃんを仰向けに寝かせて、おへそを中心に手のひら全体で時計回りに「の」の字を書くように優しくマッサージします。腸の動きが活発になります。
また、綿棒の先にワセリンやオイルをつけて滑りをよくして、肛門に入れてそっと回転させて刺激する方法も。肛門を傷つけないように優しく行いましょう。この方法は生後5カ月以降も有効です。
生後5~8カ月
離乳食を始めた赤ちゃんは水分不足が便秘を引き起こしている可能性があるので、母乳やミルク、麦茶など
を少し多めに飲ませましょう。
生後9~11カ月
離乳食時期なら、さつまいもやかぼちゃなど食物繊維を多く含む野菜や果物、腸内環境を整える乳酸菌を含むヨーグルトなどを意識して食べさせるようにしましょう。
ハイハイができるようになったら、体を積極的に動かして腸を動かす環境や習慣をつくってあげることも大切です。
「便秘」で病院を受診する目安は?
おうちケアでも便秘が改善せず、次のような症状があればすぐに病院を受診しましょう。
◇食欲がなく、食事量が減っている
◇排便時に出血が続く
◇お腹が張って苦しそう
◇黒っぽい便が出る
放っておくと、重度の便秘や嘔吐の原因にもなるのでこれらのサインを見逃さないようにしてください。
ウンチは赤ちゃんの健康のバロメーターのようなものです。頻度や硬さなどまめにチェックしておくことが大切です。