必要な人に必要な支援を「令和6年能登半島地震 支援情報ナビ」

天気の悪い日、保育園や幼稚園への登降園、どうする?


雨や雪の日の登園・降園は、パパママにとってひと苦労。安全に、そしてなるべく濡れずに送迎するためのポイントをまとめました。

  • 移動手段ごとの送迎ポイント
  • 天気の悪い日の送迎で大切なこと

    移動手段ごとの送迎ポイント

    雨や雷、雪の日など、天気が悪い日の保育園・幼稚園への送迎は、本当に大変ですよね。濡れない工夫、安全に移動するポイントなどを知っておくと、少し気持ちに余裕が持てるかもしれません。

    ■抱っこひも編

    抱っこひもで送迎する場合、風が強い日は、傘をさしていても赤ちゃんが濡れてしまうことがあります。抱っこひも用レインカバーが市販されていますので、レインカバーを利用するとよいでしょう。気をつけたいのは、レインカバーをすることによって、熱がこもりやすくなること。熱がこもらないよう、通気性がよいものを選ぶと安心です。

    ■ベビーカー編

    赤ちゃんの体重が増えてくると、抱っこに加えて、大きな荷物を持ち、傘をさして歩くのは大変になります。そんなときは、ベビーカーにレインカバーをかぶせれば、ベビーカーで送迎できます。装着には少し時間がかかるため、出かける前に余裕をもって準備しましょう。
    ただし、ベビーカーを片手で押しながら傘をさすと、ベビーカーのコントロールが難しくなります。パパママは、フード付きレインコートを着るとよいでしょう。なお、市販品の中には、ベビーカーの持ち手に取り付けられる傘スタンドもあります。傘スタンドは両手があくので便利です。購入の際は、持っているベビーカーに合うか、高さや角度が調整できるかなどを確認してください。

    ■自転車編

    できれば雨の日の自転車での送迎は避けたいところですが、その他の手段がなく、やむをえない場合もあります。1歳くらいから、自転車のチャイルドシートに乗れるようになるので、チャイルドシート用レインカバーを取りつければ、雨の日も自転車での送迎が可能になります。レインカバーは、雨の日だけでなく、寒い日の防風や夏の日除けにも使えて便利です。

    パパママにはレインコートが必要です。レインコートには、前が長く、カゴまで覆うことのできるタイプや、ジャケットとパンツのセパレートタイプなど、さまざまな種類があります。身動きのしやすさなどを考慮して、使い勝手がよさそうなものを検討してみてください。

    風が強い日は、レインコートのフードが風で脱げてしまうことがあるので、雨用サンバイザー(レインバイザー)を着用するのも有効です。顔に雨がかかるのを防げて、視界もクリアになります。

    靴も、レインブーツを用意するとよいでしょう。

    そして何よりも注意したいのが、道路がすべりやすいことです。とくにマンホールの蓋や格子状タイプの側溝の蓋などは、より滑りやすくなっています。走行の際は、マンホールの蓋や側溝の蓋などを避けるようにしてください。そして、スピードを抑え、時間に余裕をもった運転を心がけましょう。

    ■徒歩編

    園と自宅が近いときや、子どもが自分で歩けるようになったら、手をつないで登降園するのもよいですね。時間はかかるかもしれませんが、子どもはレインコートや長靴を身につけたり、傘をさしたりするのが楽しいもの。水たまりを踏んだり、雨の音を聞いたりと、雨天時だからこそ体感できることもあります。できるだけ人通りが少なく、自転車や自動車の通行がない道を選んで、雨の日を楽しませてあげられるといいですね。

    天気の悪い日の送迎で大切なこと

    雨の日の送迎は、いつも以上に「時間」と「心」にゆとりが必要です。天気予報をこまめに確認し、早めに出発する、帰りは少し休んでから帰るなど、ゆとりを持った行動が安全につながります。お子さんと一緒に、雨の日ならではの楽しさを見つけながら、前向きに過ごしてみてください。