男の子の性への興味、いつから? どう対応する?
幼児期から伝えておきたいこと
性教育のタイミングは厳密に決まっているわけではありません。子どもが興味を持って質問してきたタイミングを機会に、わかりやすい言葉を選んで就学前から少しずつでも伝えていきたいものです。
まず幼児期は「プライベートゾーン」について。下着で隠れる部分と口は「プライベートゾーン」といって、人にとってとても大事な場所であること、「プライベートゾーン」には次のルールがあることを伝えましょう。
◇自分のプライベートゾーンを、他人に見せない・触らせない
◇他人のプライベートゾーンを、見ない・触らない
◇自分のプライベートゾーンは自分で触ったり見たりしてもいいが、人前ではしないこと
◇大事な場所だから清潔な手で触ること
◇他人にプライベートゾーンを見られたり触られたりしたら、「イヤ」ということ
これらのことは、パパママもきちんと認識して実行する必要があります。スキンシップでお尻を触ったりくすぐったりすることもあると思いますが、子どもが「イヤ」といったら必ずやめるようにしましょう。
就学したら伝えておきたいこと
就学したら、これから起こる精通やセルフプレジャーについても話してあげてください。「男の子の身体は赤ちゃんを作る準備が整うと、おちんちんから白い液体が出るけど、病気ではないよ」 「白い液体は溜まると自然に出てきたり、出したくなるから、出したくなったらおちんちんを触って出してもいいんだよ」など、子どもの個性に合わせて簡単な言葉で伝えてみてください。同じタイミングで「下着が汚れたら自分で汚れた部分を水洗いしてから洗濯機に入れてね」と伝えておくと、いざその時に子どもも戸惑わず対応できます。
男の子の性の目覚めについて、嫌らしいイメージではなく、健全な成長として向き合うことが大切です。最初はまだ正確な意味がわからなくても、繰り返し丁寧に伝えていきましょう。