男の子兄弟、女の子姉妹の子育てに違いはあるの?
男の子同士だと体力勝負? 女の子同士だとおしゃべりが多そう? 先輩ママパパのリアルな意見をもとに、同性同士の兄弟姉妹の特徴や子育てポイントを紹介します。
- 男の子兄弟は行動的で体力勝負
- 女の子姉妹は言葉でコミュニケーション
- 兄弟、姉妹それぞれに気を付けておきたいこと
男の子兄弟は行動的で体力勝負
男の子兄弟と聞くと、走り回る、洋服を汚す、兄弟げんかが激しいなど体力勝負でなにかと大変そうなイメージがあります。実際、先輩ママパパから、じっとしていない、洋服がすぐ汚れるので洗濯が大変、戦いごっこがヒートアップしてけんかになるといった声は聞こえてきます。でも大変なことばかりではなく、よいこともたくさんあります。
例えば、男の子は女の子と比べてこだわりが少ない傾向があります。こだわりが少ないと兄弟で洋服の使いまわしができることはもちろん、遊び道具や食器、保育園グッズなど、たくさんのものが使い回しできるのがメリット。また、髪の毛が短いので、女の子のように髪を結ったりする必要もなく、伸びたら家でバリカン散髪でもOK。男の子は自分の好きなもの以外はそれほどこだわりを見せないため、ママパパにとってはありがたい面が多々あります。
親が相手をしていたらヘトヘトになる体力系の遊びも、兄弟同士でめいっぱい遊んでくれるので助かることも多いはず。男の子は競争心が強いので、兄弟でどちらが走るのが早いか競争するなど体力の限界まで遊ぶといったこともあります。
女の子姉妹は言葉でコミュニケーション
女の子は言葉の発達が早いため、女の子姉妹のケンカは口喧嘩が多くなりがち。また、それぞれの言い分があるうえに原因をはっきりさせたがることや、女の子は心理が複雑な傾向にあるので、仲直りまで長引く傾向があるようです。
男の子が「競争」を重視しているのに対し、女の子は「共感性」を大切にしているといわれていて、互いに仲よくすることが最良だと考える傾向があります。そのためルールを理解し、守ろうとします。姉が妹の面倒を細やかに見てくれたり、ママのお手伝いを姉妹で進んでしてくれたりするなどうれしい面がたくさん。また、親子お揃いのコーディネートを楽しめるのも姉妹ならではです。
兄弟、姉妹それぞれに気を付けておきたいこと
男の子は競争心が強いため、兄弟同士を比較するような言葉は使わない方がよいでしょう。兄には弟よりも優位でありたいというプライドがあり、弟は兄と同じことをしようと考えますが、決して優劣にこだわらなくてもいいこと、兄に追いつけなくてもいいことを伝えるようにしましょう。
女の子は嫉妬することが多いので、姉妹一緒にいるときに一人だけを褒めたり、叱ったりすることは避けたほうがよいでしょう。どちらかをひいきしているように見えるのはNGなので、姉妹にはそれぞれに同じものを用意してあげるのもポイント。例えば、上の子の洋服をお下がりで使っているなら、上の子の服を購入する際に、下の子の物も何か購入してあげるなど平等に接することが大切です。
もちろん一人ひとりの個性があるので、必ずしもすべて当てはまるわけではありませんが、性別による傾向を知っておくと兄弟・姉妹関係をよりよくできるかもしれません。
同性同士の兄弟姉妹は、一緒に行動することが多く、子ども同士の絆が深まりやすいことも特徴です。お互いに頼れる兄弟姉妹がいると、成長とともに相談ごとは親よりも兄弟姉妹にするようになります。親としては兄弟姉妹がいつまでも仲良く、助け合える関係性のまま成長してくれることが何よりの喜びですね。