親と同居・近居をサポートしてくれる取組み
三世帯同居の住宅建設費に50万円の助成が!
次に、各自治体の取組みを見てみましょう。実は、国に先駆けて、すでに助成をはじめている自治体が多いのです。
例えば東京都北区では、三世代同居のために区内に住宅を建設する場合、一戸当たり50万円、近居の場合は、一住宅当たり20万円の助成を受けることができます。埼玉県幸手市でも、人口減少対策の一つとして、市外に居住していた子世帯が幸手市で初めて住宅を取得する際の費用の一部について、50万円を上限額として補助してくれるそうです。
賃貸住宅住まいにも助成があるところもあります。東京都千代田区では、世帯人数に応じて家賃補助を行っており、例えば親子3人で、区内に5年以上居住している親の近居へ転居する場合、なんと月額5万円(1年目)を補助しています。
その他条件等の詳細は、各自治体のホームページ等をご確認ください。
東京都北区「三世代住宅建設助成」(外部サイト)
東京都北区「親元近居助成」(外部サイト)
東京都千代田区「次世代育成住宅助成」(外部サイト)
埼玉県幸手市「幸手市しあわせ3世代ファミリー定住支援事業(住宅取得補助金)」(外部サイト)
先着順?着工前?申請時の注意事項
このように、各自治体にさまざまな助成がありますが、申請にミスがあると受けることができなくなるので、注意が必要です。
まず確認したいのは申請のタイミング。自治体によっては先着順で受付し、募集予定件数や予算額に達した時点で受付終了としているところもあるので要注意です。また、多くの自治体は、事前に申請することを求めています。住宅建設の場合は「着工前」、移転の場合は「引越し前」、家賃補助の場合は「賃貸契約前」の申請が必要です。それぞれの条件等も各自治体で確認することを忘れないでください。
ぜひご自分の自治体の取り組みを活用して、お得に三世代同居をスタートさせたいですね。