必要な人に必要な支援を「令和6年能登半島地震 支援情報ナビ」

どうする? 幼児に見せたくないアニメや動画

子どもが「見たい!」といったら?

どれだけ家庭で「見せない」方針を立てていても、幼稚園や保育園に通う3歳以降の幼児の場合は、周囲の子どもたちから影響されてしまうことがあります。子どもが「どうしても見たい!」と言い出した場合にはどうすればよいのでしょうか。

ある家庭では、自分の意思を伝えられる4歳からは見せる、という方針を立てたそうです。いま大ヒットしているアニメの中に、登場人物が敵と戦い、血を流すというシーンがあります。このアニメを子どもと一緒に見て、子どもがどんな反応を示しているか様子を窺いながら、怖がっていたら途中で消す、番組を変えるといった対応をとりました。

また、見終わったら、どうして主人公は敵と戦わなければならなかったのか、その背景を子どもに説明し、子どもがどう思ったか、じっくり時間をかけて聞いたというパパ・ママもいます。
頭ごなしに「ダメなものはダメ」と突っぱねるだけではなく、どのようにすれば取り入れられるかを親子で話し合っていくことは、コミュニケーション能力を育むことにも繋がるのではないでしょうか。

ファンタジーの力で心豊かに

幼児期には特有の感性があります。すべてを生命あるものとし、現実と想像の世界をシンクロさせながら、幼児は大人よりも広い世界を探求しています。
また、幼児が好むアニメなどもほとんどがフィクションです。子どもは、絵本やアニメ、動画の中からいろいろな世界を知り、自由に取り入れ、自分の世界を豊かにしています。
たとえば、「お友達がみんな見ているから」といわれたら、そのお友達やパパ・ママにどんなところがよい番組なのかを聞いてみて、子どもの思考力や想像力を育めそうかどうかを考えてみるのもよいですね。

各自治体の運営する児童館や子育てセンターで、先輩パパ・ママや、スタッフにどんな方針を立てているか聞いたり、それぞれのコンテンツのよさを質問したりすることもおすすめです。
花巻市 地域子育て支援センター
館山市 元気な広場
安城市 子育て支援センター