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過ぎても大丈夫?食品の消費期限と賞味期限

粉ミルクや離乳食の賞味期限と保存方法

いずれにしても、子育てをしているママにとって、子どもに与える食べものが安全かどうかはとても気になる問題ですよね? たとえば「粉ミルク」。母乳と粉ミルクを併用している人なら、「今月は母乳がよく出たから、粉ミルクが余ってしまった」なんてことも多いでしょう。市販の粉ミルクの缶には「開封後は1か月以内に使用してください」と記載されていますが、実際、賞味期限が切れた粉ミルクというのは使えるのでしょうか。また、どれくらいまでなら安全に使用できるのでしょうか?

粉ミルクは、空気中の湿気や酸素によって成分が変化したり、蒸し暑い時期や湿度の高い時期はカビや細菌などの温床になりやすく、栄養たっぷりの粉ミルクは恰好の繁殖場所になってしまうのだそうです。保管場所によっては、ダニが温床している場合もあり、特に赤ちゃんの場合は胃腸や免疫力が弱いため、注意しなければなりません。また、粉ミルクに含まれる脂肪は、空気に触れることで徐々に酸化していきますし、粉ミルクに含まれる栄養素も減少するので、やはり製造メーカーの指定する賞味期限内に使い切るのがよいとのこと。

離乳食なども同様です。離乳食は、通常の食事に比べて水分量が格段に多いものになります。食品は水分量が多いものほど、より腐りやすい傾向があります。ですから、添加物が何も入っていない離乳食の場合、1日か2日で駄目になってしまいます。腐り始めると、カビの発生、状態が変化するといったことが確認できます。その他、臭気が顕著に表れてきますので、すえた様な臭いを感じた場合は、すぐに捨てるようにしてください。赤ちゃんは、味によって安全かどうかの判断ができず「おいしくない」と文句も言えませんから、親が気を付けてあげなければなりませんね。小さな子供に与える食べものは、期限に関わらず、食べきれずに残ってしまった場合には思い切って捨てる習慣づけも必要でしょう。

ただ、粉ミルクや離乳食も、細菌が発生しにくくなるという理由から、冷凍庫で1回分の使用量を小分けにして保存すると、数日から1週間程度は長持ちさせることができるそう。その他、賞味期限が切れそうな粉ミルクは、料理に活用するなんて裏技も!シチューやスープに使用できるのはもちろん、フルーツと一緒にミキサーにかけてジュースを作ったり、クッキーなどのお菓子作りに使用したり…。意外と万能に利用できる粉ミルクを使ったレシピが、各種レシピサイトに掲載されているので、ぜひ参考にしてみてください。

食品の期限表示に関する情報(消費者庁サイト)
粉ミルクを使用したレシピ(クックパッドサイト)