早生まれの子は本当に不利!? 親の関わり方は?
子どもが小さいうちは何かと気になる、同級生との「月齢の差」。保育園などで早くから「学年の区切り」で過ごす機会があると、体格や言葉の理解など、多少なりとも発達の違いを感じてしまうこともあるでしょう。では、早生まれは、本当に不利なのでしょうか? 今回は、何かと気になる「早生まれ」に注目します。
早生まれは、どうしても不利な傾向はある
何かと“不利”と感じてしまう早生まれ。保育園入園の際は、0歳児4月からの入園申し込みに間に合わず、待機児童の激戦年齢と言われる1歳児の4月にしか申し込みできず、なんとか1歳から保育園に入れたと思っても、今度は、同じクラスの月齢の高い子たち(1歳後半から2歳)と、まだよちよち歩きの我が子(1歳なりたて)の成長との差に愕然としたり……。「これはいつまで続くの?」「うちの子、大丈夫?」「いつになれば差がなくなるの?」など、心配になっているパパママもいるかもしれませんね。
日本の学年の区切りは「4/2生まれから翌年4/1生まれ」。学年があがるにつれ、見た目の明らかな差はなくなってくるものの、物理的な「生まれてからの時間の差」が縮まるわけではありません。その後も早生まれの子は、1年近く差があるような同級生とも同じ土俵で学び、受験やスポーツなども一緒に行っていかなくてはなりません。このような状況の中では、どうしても早生まれは不利とされ、進学校への進学率や最終学歴でも差があると結論づけている論文まであるらしいと聞くと、不安になるのも当然かもしれません。