イクメン応援③ 企業の"本気”をご紹介!
男性が育児参加しやすい職場環境へ…。「イクメン企業アワード」受賞企業の事例を元に、各企業の積極的で幅広い取り組みをご紹介します!
注目の「イクメン企業アワード」とは
厚生労働省が、育児を積極的に行なう男性を応援し、男性の育児休業取得を促進する「イクメンプロジェクト」の一貫としてイベントを実施。働きながら安心して子どもを産み育てることができる労働環境の推進を目指し、ロールモデルとなる企業を表彰。それが「イクメン企業アワード」です。
その際に発信された様々な事例の中から、各企業の“本気”が伺えるユニークな取り組みをご紹介します。
企業から育児休業取得や育児参加の促進を!
2013年から最新の2015年まで、これまでに3回実施された「イクメン企業アワード」。過去3年の受賞企業では、様々な取組みがなされていますが、まずベースにあるのは「男性従業員への育児休業取得・育児参加促進」です。
各社では、管理職を対象に育児に関する各種制度を設け、「男性従業員への育児休業取得の声かけ」や、「育児参加の啓発活動」、「父親になる従業員への制度周知」や、「上司と男性本人の意識改革の施策」が必ず実施されています。上司に出産予定を報告した際、上司から育児休業取得の案内をもらえるのと、もらえないのとでは、育児休業の取得のしやすさが変わってくるかもしれませんね。
現状、男性については、会社や上司から特に育児休業に関する案内がない企業がほとんどで、男性自身が育児休業を取得することについて頭にもよぎらないケースが多いのが今の日本社会の状況かと思います。
受賞した企業のユニークな取組みとして、従業員の家族や子どもが職場に触れることができる「子ども参観日」や、「パパのデスクで仕事体験」、「家族参加の会社イベント」などの事例紹介がありました。職場の人に家族の顔が見えることで、各従業員の先に家庭とその生活があることが実感できますし、家族に職場や仕事に触れてもらうことで、家族の仕事への理解が得られやすくなる側面もあるかと思います。
また、「パパママランチ交流会」のような、子育てしている従業員間の交流を促進する施策など、男性本人、会社、家族の意識を変えるべく、様々な取組みがなされているようです。