必要な人に必要な支援を「令和6年能登半島地震 支援情報ナビ」

自立とやる気を引き出す「自己肯定感」って何?

自己肯定感が低いとは

自己肯定感が低い場合、他の人からの言動を被害的に捉えたり、他の人のことも否定的に捉えたりしてしまい、対人関係やコミュニケーションがうまく成立しないというケースが起こりやすいそうです。ちょっとした失敗や体験を引きずり、ストレスを乗り越えることが困難になってしまい、それを繰り返すうちに自信やチャレンジする気持ちが持てなくなっていく傾向があると言われています。

自己肯定感を育むために大切なポイント

子どもの自己肯定感を育むためには、日常の関わり方が大切だと言われています。子どもとの関わり方で親が留意するポイントをいくつかご紹介します。

子どもの感情を一旦受け止める
悲しんだり、怒りをぶつけてきたり、悔しがったり、子どもの感情はストレートです。その際、「それくらいで泣いちゃダメ!」「また失敗して!」とは言わず、「悲しかったね」「嫌だったのね」「悔しかったね」と子どもの感情を受け止めてあげてください。そうすることで子どもは、自分のことを『ダメ』『できない』と否定して萎縮するのではなく、「どんな自分でもママは受け入れてくれる」と自分を認めることができるようになります。

成果ではなくプロセスを褒めてあげる
子どもを褒める際、成果や結果を評価するのではなく、挑戦したりやり切ったり、工夫したり、そのプロセスを認めて褒めてあげることが大切です。成果や結果を褒めると、成果が出ない場合に「成果を出せない自分は価値がない」という感情に繋がってつながってしまうとか。成果に関係なく子どもの努力を認めていることを伝えられるよう、「今日は公園で、逆上がりの練習を一生懸命がんばって偉かったね!」とプロセスを褒める声掛けが良いそうです。