なるべく早く気づいてあげたい! 子どもの弱視
弱視を見つける方法
弱視を発見する機会として3歳児検診での視覚検査があります。3歳児検診の視覚検査は、まず家庭で簡単な視力検査とアンケートへの記入を行います。その結果を保健センターなどで行われる実際の検診で確認され、家庭での視力検査がうまくできなかった場合やアンケートに記入した内容で気になる点がある場合に、眼科での精密検査を受ける流れとなります。
つまり、家庭での視力検査とアンケート記入の結果によって精密検査が必要かどうか判断されるため、家庭での検査がとても重要になります。ただ、3歳という年齢もあり、集中力が持続しなかったり、結果をうまく伝えられなかったりなどの現象と混同してしまい、発見できないケースも多くあるようです。
3歳児検診だけではなく、日常生活で以下のようなことがないか、注意深く観察することが大切なようです。
□ひとみが白く見えたり光って見える
□ひとみの位置がおかしい
□向かい合っても目が合わない
□テレビや絵本をとても近づいて見る
□ものを見るとき、片目をつむったり目を細めたり顔を傾けて見る
□片目を隠すととても嫌がる
□空を飛んでいる鳥や飛行機が見えない
□光があまり強くないのに眩しがる
□細かな作業などで根気がない
なお、3歳児検診でうまく検査ができなかったと感じる場合は、眼科できちんと検査を受けましょう。