忙しいママをラクにする家事の工夫あれこれ
子育て中のママはとにかく時間に余裕がありません。あれやこれやといつも考えながらあちこちの用事をこなしているので、心も体も疲れがちです。そんなママたちに時間的余裕を生み出す家事の工夫やテクニックを紹介します。
- やることの優先順位をつけ、完璧を目指さない
- 時間を生み出すテクニック
- 機能が大進化!家事用電化製品を使わない手はない!
- 食事は全部手作りしなくてもよい
- 洗い物のあとにシンクをピカピカに磨かなくてもよい
- 洗濯物はきれいにたたまなくてもよい
- お風呂から出ながら浴槽を軽く洗う
- トイレを使いながら除菌シートでさっと拭いておく
- 1週間分をまとめ買いして回数を減らす
- 宅配サービスを利用する
- ミールキットを利用する
- 自動調理器を活用する
- デリバリーにする
- 汚れもの入れはタオル・下着・色物用に複数用意し、脱ぐときに分けて入れてもらう
- 下着など小さいものはたたまない
- 床掃除がラクになるよう、脚付き家具にする、キャスターをつける
- 家事代行サービスを定期的に利用する
やることの優先順位をつけ、完璧を目指さない
仕事と家のことにプラスして子どもと向き合う時間も必要な子育て世代。内閣府調べによると、育児休業の取得率は高まっているものの女性が仕事を継続する割合は増えず、6割以上のママが出産を機に離職を選んでしまうようです。
一方パパ世代は、仕事が波に乗ってくる時期でもあるためか、60時間以上の残業が突出して高い傾向に。子育てで忙しいのにパパの協力は増えてこない。やらなければならないことがママに集中して心が折れそうになってしまいますが、そんなときは「1番は子育て、2番に仕事、3番めは家事」と順番をつけ、家事の優先順位を下げてしまいましょう。
完璧にやろうと思ったら永遠に終わらないのが家事。仕事の時間、育児の時間はそれぞれに集中し、残った時間でどうしてもやるべきだと思う家事だけを効率よくこなしていくようにしましょう。では、やらなくてもよい家事はどんなものがあるのでしょうか。
時間を生み出すテクニック
「完璧主義を目指さない」と決めても、時間の余裕はなかなか生まれません。次のような手順で一日の行動や家事を整理してみましょう。
ステップ1|1日の行動や家事を洗い出してみる
まずは、何にどれくらいの時間を使っているのか1日の行動を「見える化」することからはじめましょう。
最初は家事を除いた「絶対に使う時間」から確認します。睡眠時間・仕事時間・食事の時間・子どもの保育園の送り迎え時間などを24時間のスケジュールに記入して洗い出し。続いて家事を項目ごと書き出して、かかる時間を記入します。
ステップ2|「やるべき」と「やりたい」に分けてみる
家事をスケジュールの空き時間に埋めていくと、きっと睡眠時間がなくなってしまうのではないでしょうか。そこで「やるべき家事」と「やりたい家事」を切り分けて考えていきましょう。
「やるべき家事」とは、食事の準備、食器洗い、洗濯、ゴミ出しなど。「やりたい家事」はやらなくてもよいけれどできればやりたいこと。たとえば、冷蔵庫内を整理したり、シンクを磨いたりすることなどです。
そもそも「やるべき家事」の時間が膨大なら頻度を減らすことを考えてみましょう。「やりたい家事」を減らすには、たとえば、
というように、完璧主義をやめることがポイントです。
掃除についても、
など、まとめてやらずに「ながら」対応に変えると、わざわざ掃除の時間を確保する必要がなくなりますね。
ステップ3|手順ややり方の改善点を見つける
24時間のスケジュールをつくったら、これを1週間ほど実行してみると進めやすい順番などさらに改善点が見えてきます。それでも時間に余裕ができないようなら、次のような方法もあります。
<買い物>
<料理>
<洗濯>
<掃除>
これらをヒントに、無理のない家事計画をたててみましょう。
機能が大進化! 家事用電化製品を使わない手はない!!
今やメジャーになってきた「自動ロボット掃除機」は、掃除時間の時短のためにも、ぜひとも取り入れたい家電のひとつ。ロボット掃除機は年々進化を遂げ、自動ごみ処理機能や水拭き機能などを兼ね備えたものまで登場しています。タイマーをセットすれば毎日同じ時間に自動で掃除してくれるものもあり、毎日の掃除からすっかり解放されます。
また、掃除といえば意外と時間を取られる調理後の後片付け。お鍋を洗う、コンロ周りの油汚れを取るなど台所の片付けは思っている以上に手間がかかるものです。そこでおすすめなのが「電気調理鍋」。材料を切って、入れて、スイッチを押すだけ。途中火加減などを見る必要もなくほったらかしてOK。火を使わないので鍋が焦げる心配もなく、油跳ねも起きないので後片付けがラクになります。タイマー機能がついているものもあるので、出かける前に出来上がりの時間をセットしておけば帰ってきたときに出来上がっているので、すぐに食べられます。
ほかにもハンガーにかけたままシワが取れるアイロン台いらずの「スチームアイロン」や、使いたいときに少量ですぐにお湯を沸かせる「電気ケトル」なども家事の時短をかなえてくれるアイテムです。
家事は「100点」じゃなくても、十分快適に生活できます。考え方を少し変えてみて、便利な方法やアイテムを積極的に活用しながら「ママだけの時間」もつくりましょう。