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幼児期からがはじめ時。お金の価値や使い方を教えるコツ

「コレ買って」「アレ欲しい」、よくある子どものおねだり攻撃。そんな兆候が現れたら、お金の大切さを教えるチャンス!お金の価値や使い方を学ぶ金銭教育は、実は食育と同じくらい大切。小学生にあがってからの実践の下準備として幼児期からが始め時かもしれません。
モノが充実している日本。子どもの頃から親や祖父母から可愛がられ、欲しいものが与えられる日々が続くと、なんの苦労もなく欲しいものが手に入るのが当たり前だと錯覚してしまいます。電子マネーなどの普及で実態としてのお金が見えにくくなっているうえ、自分の持ち分以上のものを手に入れられる手段が存在している現代においては、「お金の価値」「正しい使い方」を理解・実践できることがますます重要になりそうです。

最初はお金の存在から

子どもが自分の欲しいものを意思表示できるようになってきたら、まず最初に理解させたいのは、お金の存在とお金は使えばなくなるということ。スーパーなどで子どものお菓子分の支払いを自分でさせてみましょう。繰り返し経験することで、お金の存在と、自分が欲しいものがお金と交換しないと手に入らないことを認識します。

そういった実体験をしながら、日々のおままごと遊びの中でも、お買い物ごっこなどを取り入れてみましょう。おはじきや、おもちゃのお金などを使い、お店屋さん役とお客さん役、品物の交換条件(おはじき何個など)を決めて、好きなものを買うのです。お買い物ごっこの際は、「使う」と「稼ぐ」をセットにすることがポイントです。お金がなくなったらお仕事をしてお金をもらう、という内容も含めて遊ぶことで、お金が手に入る方法も認識できます。お仕事を終えた結果、お母さんなど相手が喜んで「ありがとう」と言ってくれる、そんな気持ちのやりとりも取り入れることで、お金以外の価値や喜びを感じる機会にもなるかもしれません。