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子どもを褒めるとどんな効果がある? 「自己肯定感」を促す褒め方とは?

さまざまなシーンで使える「褒め方」

大切なことは、特別なときや大きなことをやり遂げたときだけではなく、日常のなかで小さなことでよいので褒めてあげたいことをたくさん見つけてあげることです。

大人が当たり前にできることでも小さな子どもにとっては一つひとつがチャレンジングな取り組み。朝ひとりで起きて、ひとりで着替えることも、みんなが遊んだあとのお片付けも、子どもにとっては一生懸命がんばった結果です。日常の小さながんばりを見つけてあげることで、ママやパパがいつも自分を見てくれると感じられて子どもも安心し、さらにやる気を高めていきます。

また、褒めるときは「能力」や「才能」ではなく、「具体的な行動」を褒めるようにしましょう。できたことよりもどうがんばったか。たとえ成功しなくても努力の過程を褒めてあげることで、チャレンジそのものの大切さに気付き、再度チャレンジする気持ちが生まれてくるのです。

褒め方としては、拍手したり頭をなでたりすることも伝わりやすい褒め方です。「何度も練習してたね」などがんばったことを具体的に褒めるのもポイント。また、ママやパパから子どもの成長を喜ぶ気持ちを伝えることも大切です。「お手伝いしてくれてありがとう」「すごく助かったよ」などの感謝や感動を伝えることで、子どもはちゃんと見てもらっていることを知り、自己肯定感が高まります。そして、人に感謝の気持ちを伝える素直な気持ちが育まれていくのです。