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暑い季節は安全に楽しく!子どもの水遊びで注意したいことは?

暑い季節は安全に楽しく!子どもの水遊びで注意したいことは?
子どもは水遊びが大好き。水遊びは五感を刺激し、身体能力向上につながる反面、けがや事故の危険性もあるため注意が必要です。乳幼児期の水遊びの注意点について紹介します。

  • 水遊びの前に確認すること
  • 水遊び中に気を付けたいこと
  • 水遊び後のケア

    水遊びの前に確認すること

    これからの暑い季節は水遊びがおすすめ!水遊びは手足、目、耳など身体全体で水と触れ合うことで子どもの五感を刺激し、水中で動くことでバランス感覚が養われ身体能力の向上につながるといわれています。一方でけがや事故の危険も多くはらんでいます。水遊びを安全に楽しむために、まずは水遊び前に確認するポイントを紹介します。

    子どもの体調は万全?

    まずは子どもの体調です。検温はもちろんのこと下痢や目の充血、湿疹やかぶれの有無などを確認します。水遊びは思いのほか体力を消耗したり身体を冷やすため、体調が万全な時に取り入れましょう。

    水温や水の高さも要チェック

    次に準備をするうえでの注意点です。自宅のビニールプールやお風呂で遊ぶ場合、水温は手で触ってぬるく感じる26~31℃くらいが目安です。とくに体温調節が未熟な乳幼児は水道水そのままでは体が冷えてしまうため、お湯を足して調整しましょう。水位は赤ちゃんが座った時に太ももが完全に隠れてしまわない程度がおすすめです。幼児は頭が大きいため転倒しやすく、腕力も弱いため瞬時に体を支えて起き上がることができません。鼻と口が水没するだけで溺れることがあります。少量の水でも楽しめるので水位には注意しましょう。

    必要なものは手元に

    子どもから目を離さないために、タオルや水分補給の飲料など必要なものは、あらかじめ水遊びを見守る大人の手の届く範囲に準備しておくことも大切です。

    紫外線対策も忘れずに

    プールや公園の水場など外に出かける場合は紫外線対策も必須です。帽子やラッシュガードを着用して肌の露出を避け、肌が露出する部分には子ども用の日焼け止めでケアしましょう。

    水遊び中に気を付けたいこと

    水遊び中はとにかく目を離さないこと。水深が浅いから、一人でお座りできるようになったからといって油断は禁物です。とくに乳幼児は少ない水位でも一瞬目を離しただけで溺れる場合があります。きょうだいがトイレに行く場合も、他の子を残さずみんなでトイレに行くなどして、水遊び中は絶対に目を離さないようにしましょう。
    プールで遊ぶ場合は滑りやすく転倒のリスクもあるので、走らないように約束し、小さいうちはできるだけ手をつないで移動するのが安心です。

    公園の水場や海辺で遊ぶ場合はビーチサンダルよりもマリンシューズがおすすめ。マリンシューズは、足全体を覆う形状なのでビーチサンダルと比べて脱げにくく、足をしっかり保護してくれるので小石やガラス貝殻などから足を守ってくれます。

    浮き輪については、体を輪の中に入れるタイプのものはサイズが合わないと体が抜けてしまいます。外の水場やプールで遊ぶ場合は、ライフジャケットやアームフロートなどの簡単には脱げないものを着用するようにしましょう。

    水遊びの時間は乳児で15分くらい、1歳ごろでも1時間以内に切り上げるようにし、水遊び中はこまめに水分補給したり、日陰で休憩をとったりしましょう。水の中だと子どもたちは夢中になり、つい長時間休憩をとらず遊んでしまうことがありますが、熱中症対策のためにも気を付けたい点です。

    水遊び後のケア

    水遊びが終わったら、まず体の水気をふき取り体温が奪われるのを防ぎましょう。水遊びは思いのほか汗をかくので温かいシャワーで全身をしっかり洗います。とくに海など外で遊んだ場合は潮風や砂、日焼け止めなどが肌に付着しているので、長時間そのままにしておくと肌荒れの原因になります。シャワーで体をきれいにした後はお昼寝などゆっくり身体を休める時間をとりたいものです。

    水遊びは安全第一。乳幼児の水遊びデビューは自宅での水遊びがおすすめです。自宅の水遊びで子どもの水慣れの具合や様子を見つつ、安全に気を付けながら、少しずつ公園の水場やプールなど水遊びの世界をひろげていき、親子でいっぱい楽しめるとよいですね!