おちんちん、うんこ、おっぱい・・・下ネタ大好きな子どもの対処法
下ネタは子どもあるある。「ちんちん、うんこ」を連呼するようになったり、卒乳からしばらく経つのにいつまでもおっぱいを触りたがったり。そんな子どもたちの対処法について紹介します。
- 「下ネタ連呼」の対処法
- 「おっぱい触りたがり」の対処法
「下ネタ連呼」の対処法
「ちんちん!」「うんこ!」などと連呼してはしゃぐ子どもたち。3歳くらいに多く見られる下ネタ連呼ブームは子どもらしくて微笑ましい反面、公共の場だと周りに気を遣うし困っちゃいますよね。
この下ネタ連呼ブーム、じつは成長過程の自然な現象なんだそう。3歳くらいになると自分で排泄をコントロールできるようになってオムツを卒業する子が多くなります。この時期、自分の身体から排出されるうんこやおしっこをはじめ、おちんちんやおっぱいなど身体に興味が出てきます。興味があることを言葉にしたがるということが根底にあります。
下ネタを連呼する理由は注目してほしいから。お友達やきょうだいに言うと笑ったりおもしろがってくれ、周囲の反応をきっかけに、連呼したり叫んだりするようになります。お友達同士だと周りも追随して盛り上がり、不思議な連帯感につながることも。また大人の反応を試したり、恥ずかしがったり慌てたりする様子を見て楽しんでいることもあります。
一番の対処法は「スルー」です。大人が「やめなさい!」と注意したり慌てたり、反応すればするほど子どもはおもしろがってエスカレートしていきます。注目や大人の反応がモチベーションなので、無反応をつらぬくことで本人が飽きてくると減っていくようです。
とはいえTPOを考えると無反応では乗り切れない場面もあると思います。本人がはしゃいでいるとき、お友達と盛り上がっているときは無反応で対処しつつ、目を見て話ができるタイミングで改めて親の気持ちを伝えることも大切です。「たくさんの人がいる場では、いやな気持ちになる人もいるからやめたほうがいいよ」「さっき『うんこ!』って叫んだのどう思う?お母さんが公園で『うんこ!』って叫んだらどう思う?」など真剣な顔で話してみましょう。
また、下ネタの連呼が始まったら性教育のチャンスです。興味を持っているサインととらえて、人の身体に関する絵本を一緒に読んだり話をしたりして、自分の身体のこと男女の違いについて理解を深める機会にしましょう。
「おっぱい触りたがり」の対処法
3歳を過ぎてもおっぱいを触りたがる子ども。とくに男の子の場合はこのままで大丈夫か気になりますよね。子どもがママのおっぱいに触りたがるのは、ママの愛情を感じていたい、安心したいという思いから、と言われています。眠いときや甘えたいときにおっぱいを触ってくることが多いのも納得です。
ママが無理やりやめさせようとすると固執する場合もあるので、家のなかでは許容してあげるのがよいそうです。夜寝るときにおっぱいを触ろうとしてきた場合は、手をつないで寝るなどおっぱいに手がいかないようにしてみましょう。甘えたい気持ちがあるので子どもが寝つくまで一緒に寝てあげることも効果的です。
外出先では「お外ではやめようね」と優しく声がけしてください。スキンシップやコミュニケーションの時間をたくさん作ると、次第におっぱいへの執着も減ってきます。子どもが自分から触らなくなるまで温かく見守ってあげましょう。