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子どもの不思議な行動|その理由とパパママがすべきこと

「高いところも狭いところも大好き!」は成長の証し

子どもにはまだまだ不思議な行動があります。
押し入れや壁と棚の隙間などの狭い空間を見つけては侵入、段ボールや毛布で小さな空間を作ってみたり。人は自分の体の大きさに見合った場所をなぜか自然と探してしまうのだそうです。小さくて狭い空間は大人が入ってこられないことで、子どもにとってはより特別感があるのかも知れません。これはパパやママ以外に安心できる場所や方法ができてきたという成長の証し。危険がないようなら自由に遊ばせてあげましょう。

生まれてから寝返りを打てるようになり、お座り、ハイハイ、よちよち歩きを経て、手を使って高いところに登れるようになっていく過程で、見えるもの、聞こえてくるものも目まぐるしく変化していきます。見たことがないものをもっと見てみたい、そんな新しい世界への興味から子どもの行動範囲はどんどん広がっていきます。

高いところに登りたいという気持ちもそのひとつ。たとえば、お兄ちゃんやお姉ちゃんが高いところから飛び降りるのを見ると、憧れと同時にむくむくと自分もやりたい気持ちが湧きおこります。果敢にチャレンジし続けて、いざ飛び降りることができたときはきっと誇らしい気持ちになるでしょう。こうした成功体験を経験することで子どもは成長していきます。

「なんでもアリ」が子どもの世界

ある子どもは自分の足をつかんでじっと眺めていたり、はたまた床に寝転がって横向きでおもちゃに触っていたり。なぜ?と思うような不思議なことにものすごく集中しているときは、徐々に手と足の指がスムーズに連動していったり、複数の器官をバランスよく調整できるようになっていったりします。子どもにとって興味を持ったなにかに没頭することは脳の成長にも重要ですが、器官の連動を促す役割も担っています。

つまり「子どもの世界ではなんでもアリ」で、すべてが成長につながっていきます。ですから大人にとってはまったく意味のないように思えることでも、子どもにとっては大切な経験なのだと思って温かく見守ってあげるようにしましょう。