お得に使おう! 自治体の子育て支援パスポート

全国47都道府県で利用できる「子育て支援パスポート」。協賛店で提示すると、うれしいサービスが受けられることをご存知ですか?
- 子育て支援パスポートとは?
- どんなサービスが受けられるの?
- パスポートの入手方法
- まとめ
子育て支援パスポートとは?
「子育て支援パスポート(※)」とは、協賛しているお店でパスポートを見せるだけで、妊娠中の方や子育て家庭がさまざまなサービスを受けられる制度です。
パスポートは各自治体が無料で交付していて、地域の企業やお店による協力のもと、割引やプレゼント、おむつ交換スペース・授乳室の設置など、子育てを応援するうれしいサービスが用意されています。
「子育て支援パスポート」には都道府県ごとに専用のロゴマークがあり、協賛店には専用ロゴマークのステッカーやポスターが掲示されています。
※「子育て支援パスポート」の名称は、都道府県によって異なります。
2017年4月から全国で利用可能に!
「子育て支援パスポート」は、もともと一部の自治体が独自に始めた取り組みでしたが、社会全体で子育て家庭を応援しようという考えのもと、こども家庭庁が「全国共通展開」を進めました。
2017年4月からは全国で相互利用が可能となり、現在は47都道府県すべてで実施されています。旅行先や帰省先でも利用できるのはうれしいですね。
ただし、店舗によっては全国共通展開に参加していない場合があります。全国共通展開の参加店舗では、「コソダテ」の文字をモチーフにした全国共通ロゴマークの入ったステッカーやポスターが掲示されていますので(一部掲示のない店舗もあります。)、お出かけの際はチェックしてみましょう。
どんなサービスが受けられるの?
次のようなサービスがあり、内容は地域やお店によって異なります。
●粉ミルクのお湯の提供
●おむつ替えスペース設置
●トイレにベビーキープ設置
●授乳スペースの提供
●託児室・キッズスペースの設置
●ベビーカーの貸出
●景品の提供
●ポイントの付与
●商品の割引
●アレルゲンメニューの提供
●その他、利用者に役立つサービス
各自治体のホームページ等に、協賛店名とサービス内容が掲載されています。
サービスを受けたいときは、協賛店でパスポートを提示し、サービスを受けたい旨を申し出てください。
パスポートの入手方法
パスポートの形態は、紙のパスポートまたはスマホで表示するデジタルパスポートとなっており、自治体によって交付方法が異なります。
【紙のパスポートの場合】
自治体の窓口などで配布しています。お子さんがいることを証明できるもの(健康保険証、母子手帳など)が必要な場合があります。
【デジタルパスポートの場合】
各自治体が用意したWebサイトやアプリなどで会員登録をします。登録すると、スマホでパスポートを表示できるようになります。
詳しい入手方法については、お住まいの自治体のホームページで確認してください。
また、お子さんの対象年齢(例:18歳未満/小学生以下など)も自治体によって異なりますので、入手する際に確認するようにしましょう。
まとめ
子育て支援パスポートは、地域みんなで子育てを支えるための心温まる取り組みです。
お出かけやお買い物のときに、ちょっとした優しさやお得を感じられるのが、この制度の魅力。まだ利用していない方は、ぜひ一度、お住まいの自治体の情報をチェックしてみてくださいね。