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「ママ大嫌い!」 「パパあっち行って!」の対処法

「ママ大嫌い!」「パパあっち行って!」の対処法
子どもに注意するとすぐ「ママなんて大嫌い!」 「パパあっち行って!」とそっぽを向いてコミュニケーションがうまくとれなくなることありませんか?そんなときの対処法について紹介します。

  • 「大嫌い!」の裏にある本当の気持ち
  • 「大嫌い!」の対処法

    「大嫌い!」の裏にある本当の気持ち

    2~3歳になると、親に注意されるなど意に沿わない状況になると「もう大嫌い!」 「あっち行って!」など、拗ねてコミュニケーションがとれなくなることがあります。子育て、家事、仕事と頑張っている中、「大嫌い!」と言われると、愛情が足りないのか、接し方が悪いのかと、大人でも傷ついてしまうことがあります。
    でもじつは、子どもの「大嫌い!」の裏に以下のような気持ちが隠されていると言われています。

    ■自分の気持ちをわかってほしい
    「ママパパなのに何で自分の気持ちをわかってくれないの!?」という期待の裏返し

    ■親の気を引きたい
    ママパパに見てもらいたいから気を引くために「嫌い」と表現してしまう

    ■わがままを言いたい
    わがままをぶつけても受け止めてくれることを再確認したい

    このように理不尽に怒りをぶつけてくるのは、「こんな自分を見せても嫌われない」 「最終的に見捨てることはしない」というママパパへの甘えや信頼があるから。「大嫌い!」と家族にあたったりわがままを言ったりするのは、言葉の裏にある本当の気持ちから「確認したい」 「心の安定を得たい」という願望が込められているようです。

    「大嫌い!」の対処法

    家庭で「自分」を十分に出して甘えることができている子は、幼稚園や保育園など外の環境で自分の気持ちをコントロールして頑張ることができると言われています。子どもにとって家庭で自分を発散できることが大切である一方、子どもとはいえ嫌な言葉を言われ続けることは辛いし、人を傷つける言葉を言ってはいけないことを、しっかりと伝えていくことも大切です。子どもの「大嫌い!」の対処法について紹介します。

    大好きなことを伝える

    とくに幼児期の場合は、「大嫌い!」と言われたら、その気持ちを受け止めて「ママは大好きだよ!」と伝えてみましょう。何度かやりとりを繰り返しているうちに、子どものイライラした気持ちがほぐれて、「私もママ大好き!」と気持ちが落ち着くことがあります。

    気持ちが落ち着くまで待ってあげる

    泣いたり怒ったり興奮状態にある場合は、子どもの感情を受け止めてあげながら気持ちが落ち着くのを待ちましょう。大人も感情的になったり、無視をしたり、気持ちを受け止める前に叱ったりすると逆効果。こんなときこそ大人が気持ちを落ち着けて対処できるとベストです。

    「大嫌い!」と言われて悲しくなった気持ちを伝える

    「大嫌い!」と言われてどう感じたかを素直に伝えることも大切です。「大好きな〇〇ちゃんに嫌いなんて言われたら悲しい。〇〇ちゃんはママパパや大好きなお友達に嫌いと言われたら悲しくならない?」と自分がどんな気持ちになるかも考えてもらいましょう。人を悲しませたり傷つける言葉は言ってはいけないことを伝える機会にもなります。

    「大嫌い!」の裏にある本当の気持ちを確認する

    気持ちが落ち着いてコミュニケーションがとれる感触が出てきたら、子どもが抱えている本当の気持ちを聞いてみましょう。とくに、幼い子どもはうまく自分の気持ちが伝えられず、結果「大嫌い!」という表現にいたっていることが多くあります。「抱っこしてほしかった」 「頑張って描いた絵を真っ先に見てほしかった」など、その時々の気持ちを読みといたら、「じゃあ今度抱っこしてほしいときは、抱っこしてって言ってね」と、攻撃する言葉以外の伝え方があることを話してあげましょう。

    子どもの「大嫌い!」発言は、大人もストレスがたまってくるものです。パートナーや両親、友達に愚痴を聞いてもらったりして息抜きしながら、まずは子どもの甘えたい気持ちやイライラを受け止めるように心がけてあげましょう。