今だけしかできない体験も。マタニティライフをもっと楽しもう
妊娠中、赤ちゃんのことが心配になり、禁欲的なライフスタイルになってしまっていませんか? もちろん無理は禁物ですが、マタニティライフを楽しむことは心の安定につながります。ここではその楽しみ方を紹介します。
- 体調が落ち着いたら、できる範囲で「特別な時間」を楽しもう
- 思い出作りに、写真や記録を残してみる
- 無理なく身体を動かして、リフレッシュ
- 妊娠中のおしゃれも楽しもう
- 「旅行」は慎重に検討を
体調が落ち着いたら、できる範囲で「特別な時間」を楽しもう
妊娠中はホルモンバランスの変化によって、つわりや体調の波があり、思うように動けないこともあります。そのため、マタニティライフを楽しむ余裕が持てないと感じる方も少なくありません。
とはいえ、楽しめる時間やリラックスできるひとときを意識的に取り入れることは、心身のバランスが整いやすくなります。ママ自身が穏やかに過ごすことで、落ち着いて出産に臨む準備にもなります。
妊娠5か月から6か月頃の安定期に入ると、体調が落ち着いてくる人も多く、赤ちゃんの存在をより身近に感じられるようになります。無理のない範囲で、妊娠中ならではの思い出づくりや、身体を動かしてリフレッシュするなどしてみてはいかがでしょうか。
思い出作りに、写真や記録を残してみる
すっかり定番になりつつある「マタニティフォト」。多くの写真スタジオで専用プランが用意されており、気軽に記念撮影を楽しめるようになっています。スタジオでの撮影は少しハードルが高いと感じる方は、自宅で月に一度お腹の写真を撮ったり、プリクラで記録を残したりするだけでも、十分素敵な思い出になります。
また、マタニティダイアリーを活用して、赤ちゃんの成長の様子やママ自身の体調の変化、感じたこと、健診の記録などを書き留めておくのもおすすめです。こうした日々の記録を見返すことで、妊娠中の体験を振り返ることができ、次の妊娠の参考にもなります。記録を通して、赤ちゃんとのつながりをより身近に感じられるでしょう。
無理なく身体を動かして、リフレッシュ
お医者さんに止められていなければ、家でじっとしているよりも、お出かけや軽い運動など無理なく体を動かす方がおすすめです。
妊婦さん向けのヨガやアクアビクスなど、腰痛予防も兼ねて取り組むのは、健康的にマタニティライフを楽しむにはぴったり。体を動かすことで過剰な体重増加を抑える効果も期待できますし、出産に向けて体力もつけておきたいところです。他の妊婦さんと知り合って、情報交換もできるかもしれません。
妊娠中のおしゃれも楽しもう
「妊娠中はおしゃれができない」と思っている方もいるかもしれませんが、最近ではおしゃれなマタニティウェアがたくさん登場しています。これまでのスタイルをそのまま楽しむのもよいですし、妊娠中という特別な時期だからこそ、いつもとは違うファッションにチャレンジしてみるのもよいのではないでしょうか。
また、赤ちゃんが生まれると、ネックレスやピアス、イヤリングなどのアクセサリーは、抱っこのときに引っ張られたり、邪魔になったりすることがあるため、しばらくはアクセサリーを身につけにくくなることがあります。今のうちにアクセサリーを楽しんでおくのもおすすめです。
「旅行」は慎重に検討を
妊娠中の旅行、いわゆる「マタ旅」がブームになった時期もありましたが、マタ旅でのトラブル実例が報告され、ここ数年は、急な体調変化へのリスクや移動中の負担を考慮し、慎重に判断することが推奨されています。
どうしても旅行に行きたい場合は、次のような点に注意しましょう。
●主治医に相談すること
●母子手帳と健康保険証を必携すること
●移動時間が短く、医療機関へのアクセスがしやすい場所を選ぶ
●無理なスケジュールは避け、こまめに休憩をとる
●旅行先での食事に気をつける
●旅行保険では、妊娠を起因とする治療や早産、流産、出産に関する補償が保険金の支払い対象外となるケースが多い
●体調が少しでもすぐれない場合、中止する勇気を持つ
旅行に代わる楽しみ方として、近場のホテルや温泉での「デイユースプラン」といった移動時間を抑えたリフレッシュ方法や、子連れでは難しいレストランや焼肉に行って夫婦2人の時間や友達との時間を楽しむといった方法もあります。
最近は、赤ちゃん連れの宿泊・旅行プランなども増えていて、赤ちゃんが生まれたあとも旅行することはできます。マタ旅ではなく、産後の家族旅行を検討してみるのもよいでしょう。
けして無理をせず、ママ自身と赤ちゃんの体調を第一に、少しずつマタニティライフを楽しんでみてくださいね。