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水の事故をゼロに! 毎年7月25日は「世界溺水防止デー」

水の事故をゼロに!毎年7月25日は「世界溺水防止デー」
毎年7月25日は「世界溺水防止デー」です。水辺で遊ぶ機会が増える季節、大切な命を守るための注意ポイントをまとめました。

  • 過去10年間に世界で250万人もの命が失われています
  • 水の事故を防ぐためのポイント
  • 水の事故に関するリンク集

    過去10年間に世界で250万人もの命が失われています

    2021年4月に開催された国連総会での採択により、毎年7月25日は「「World Drowning Prevention Day(世界溺水防止デー)」と宣言されています。

    世界では過去10年間に推定250万人以上もの命が溺水によって失われました。警視庁が発表した「令和4年における水難の概況」によると、2022年に国内で起きた水難事故の発生件数は1,346件。水難者は1,640人、死者・行方不明者は727人にのぼりました。このうち中学生以下の子どもの事故は104件で水難者は198人。26人もの死者・行方不明者が出ています。

    こうした不幸な事故を防ぐため、WHO(World Health Organization|世界保健機関)をはじめ、世界中のさまざまな国や地域、団体、学校やコミュニティで、水辺での安全な行動を促すための啓発活動などがおこなわれています。近くでイベントがあれば、ぜひ親子で参加してみてください。

    水の事故を防ぐためのポイント

    世界溺水防止デーにさきがけ、本格的な夏の到来を前に、あらためて水辺の事故から子どもの命を守るためのポイントをみていきましょう。
    まず、海や川、湖沼池、用水路、プールなど、溺水事故が起きやすい場所で、大人は決して子どもから目を離さず、手の届く範囲で見守る必要があります。その上で、次のようなことを心がけましょう。

    気象情報をチェックしておく

    海や川に行く際は、必ず事前にそのエリアの気象情報を確認することが大切です。海では沖合で発生した台風による天候の変化や高波に注意。沖に向かって発生する強い流れ(離岸流)や強い風にも充分に気を配り、子どもを乗せた浮き輪やフロート遊具からは絶対に手を離さないようにしましょう。

    川では、上流エリアの局地的な大雨やダムからの放水などによる急な水位の上昇に注意が必要です。増水のおそれがあるときは釣りや水遊び、河原や中州でのバーベキューは控えましょう。またダムの放流を知らせるサイレンが鳴ったらすぐにその場を離れましょう。

    危険な箇所を知っておく

    海や湖の遊泳禁止区域では水上バイクなどとの接触事故の可能性もあります。必ず指定された遊泳エリア内で遊びましょう。

    また河川や堤防、ため池などの立ち入り禁止区域には絶対に近づかないようにしましょう。ため池の斜面はとくに滑りやすく、誤って転落してしまうと大人でも自力で陸に上がるのは困難です。日頃から危険な場所に近づかないよう子どもと話しておきましょう。

    プールでは水上遊具や台などの下にもぐらない、排水溝に近づかないことを徹底し、濡れているところで走らないよう言い聞かせましょう。

    安全のための装備をととのえる

    海での遊泳や川遊び、釣りなどの事故では、ライフジャケットを着ていれば命を落とさずに済んだ可能性のある事故もみられます。子どもはもちろんのこと、大人も必要に応じてライフジャケットを着用し、安全を確保しましょう。

    また水辺で遊ぶときは、滑りにくく脱げにくい、かかとのある履物を履くようにしましょう。

    水の事故に関するリンク集

    子どもの溺水事故や防止対策について、より詳しい情報を知りたいときは、以下のサイトを参照してみてください。

    子どもの水の事故を防ごう! -7月25日は「世界溺水防止デー」、予防策を再確認して行動を! –|消費者庁

    守ろう!いのち 学び合おう!水辺の安全|公益財団法人 日本ライフセービング協会
    ※プール、海、川など水辺の安全について、動画なども交えさまざまな角度から学べるサイトです。

    子どもの水辺サポートセンター|公益財団法人 河川財団
    ※子どもに大人気の「うんこドリル 川の安全」や「水辺の安全ハンドブック」などを見られます。

    「乳幼児の家庭内の水回り事故防止ガイド」を作成!~乳幼児のヒヤリ・ハット調査を実施しました~|東京くらしWEB 消費生活に関わる東京都の情報サイト
    ※浴室や洗面所、トイレ、キッチン、庭やベランダでの水遊びなど、家庭内での水の事故や事故防止についてまとめたパンフレットを見られます。