必要な人に必要な支援を「令和6年能登半島地震 支援情報ナビ」

妊娠から切れ目のない支援 ”日本版ネウボラ” に期待

ネウボラ的支援

日本でも始まっている“ネウボラ”のような支援策!

日本でもこの“ネウボラ”のような支援をしてくれる自治体が登場し、注目されています。

日本発の「ベイビーボックス」プレゼントの千葉県浦安市
日本でもいち早くネウボラのような支援を取り入れたのが千葉県浦安市。常に子育てケアマネージャーや保健師がいる「こんにちはあかちゃんルーム」を開設し、妊娠時、赤ちゃんの誕生前後、1歳のお誕生日前後に、「子育てケアプラン」なるものを作成。自分に合った妊娠期の過ごし方や子育ての目標などを考えたり、自治体から受けられるサポートなどについて話を聞いたりというプログラムです。「子育てケアプラン」を作成した家庭には、マザーズバックに肌着や靴下などが入った「こんにちはあかちゃんギフト」と、市内協賛店で利用できる金券「子育て支援チケット」のプレゼントが。これは日本発の「ベイビーボックス」と言えそうですね。出産時だけでなく、宿泊や日帰りによるお母さんの産後ケアも充実の内容です。

「かんがるープラン」作成でバックアップの東京都中野区
東京都中野区では、妊娠期からの保健師さんなどと相談しながら、一人ひとりに合った妊娠・出産による支援・サービスを提案してくれる「かんがる―プラン」を作成することができます。そしてこのプランを作成した妊婦さんに「妊娠・子育て応援ギフト券(こども商品券)」がプレゼントされます。写真館・おもちゃや・家事支援サービス・薬局など、育児に使えそうなお店が協賛のギフト券はお金のかかる子育て期にとてもありがたいですね。また、出産前のサポートとして、「助産師による妊婦さんのためのヨガ&ストレッチ」、先輩パパ・ママから出産、育児のお話が聞ける「プレパパ・ママ講座」などの開催も。先輩ママ・パパの体験談が聞けるのも貴重な機会ですし、赤ちゃんの参加もOKなので、赤ちゃんを抱っこしたり触ってみたりできるのも、子育てのイメージにつながりそうなありがたい企画ですね。

三重県名張市では、地域全体で見守る体制づくり
三重県名張市では、既存の施設や機関に新たな機能を設け、地域全体で子育て世帯を温かく見守れるような体制が整っています。例えば、子どもから高齢者までの身近な相談窓口として市内の15地域にある「まちの保健室」の職員をチャイルドパートナーとし、気軽に立ち寄れるおなじみの場所で、妊娠期から出産・育児において相談したり、必要に応じて支援を受けたりすることが出来ます。さらに、保育所(園)での子育て相談では、保護者だけでなく未就園児も参加でき、いくつかの子育て支援センターでは、保育士などによる相談も受け付けてくれるというのは心強い取り組みです。

他にも、このような嬉しい取り組みを始めている自治体もどんどん増えています。
今後、日本でもこのようなバックアップ体制が整い、地域やたくさんの人に見守られながら、誰もが不安なく妊娠、出産し、安心して子育てできる社会になって欲しいですね。

子育て支援チケットとは(こんにちは あかちゃんチケット・ファーストアニバーサリーチケット)
妊娠・出産・子育てトータルケア事業 「産前・産後・子育てを切れ目なく応援します!」(中野区子育てナビサイト)
名張版ネウボラ~妊娠・出産・育児の切れ目のない支援~(名張市サイト)

<参考>
名張市ママフレサイト
フィンランドの赤ちゃんは「箱」で眠る!?日本でも買えるようになった話題のボックス

イチケンいえ