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知っておきたい! 「日本脳炎ワクチン」接種の延期

日本脳炎ワクチンの供給不足で3回目と4回目が延期に

2021年度(令和3年度)は、日本脳炎ワクチンの供給量が減少するため、2021年1月に厚生労働省から各自治体と医療機関に対して、3回目と4回目が翌年度に延期されることが通達されました。
6月末に2021年7月から9月において、約50万本の供給が可能になったことが通達されましたが、昨年に比べて供給不足であることには変わりないようです。特例を除いて、1期の1回目と2回目が優先され、3回目と2期の4回目はワクチン供給再開後(2022年度以降)の接種となります。

つまり、3歳時の1回目と2回目が未接種の場合は優先されますが、3回目(4歳)、4回目(9歳)の接種が延期となるのです。

延期分は2022年度に。定期接種年齢の上限が近づいている人は優先接種対象

2021年度の具体的な接種のスケジュールは、次のようになります。
1期(1・2回目)  3歳→通常どおり接種
1期追加(3回目) 4歳→2022年度(5歳)まで接種を待つ
2期(4回目)   9歳→2022年度(10歳)まで接種を待つ

また、定期接種年齢の上限が近づいている人は優先接種の対象となるので、まだ接種を終えていない人は医療機関に相談して予約をとって接種しましょう。

優先接種となる対象
◇3歳で、2回目までの接種が終わっていない
◇7歳半が近づいていて、3回目の接種が終わっていない(7歳半~9歳では接種を受けられないため)
◇12歳で、4回目の接種が終わっていない(13歳以上では接種を受けられないため)
◇高校3年生~19歳で、4回目の接種が終わっていない(この対象者は過去に接種できなかった時期があるものの20歳以上は接種できないため)
※優先接種の内容は、お住まいの自治体によって異なることがあります。

ワクチン接種において注意したいのが接種間隔です。1期のワクチンの1回目と2回目の間隔は6日~28日、3回目は2回目から1年程度あける必要があります。
1期の1回目と2回目の人は、間隔を考慮してスケジュールを立てて、接種漏れがないように予防接種の履歴をチェックしておくことがポイントです。
延期対象になった場合は、来年度のスケジュールをチェックして忘れずに接種しましょう。

<参考>
日本脳炎の予防接種のご案内が遅れます(厚生労働省サイト)