妊婦健診って何をするの? なぜ大切なの?
里帰り出産の場合、健診結果は引き継がれる? 健診費用の助成は?
ある調査では、約半数のママが出産にあたって里帰りしていて、多くのママが里帰り出産を経験しています。里帰り出産にはいくつかのポイントがあるので早めに検討を進めましょう。
まずは里帰りのタイミングです。妊娠37週を過ぎると正期産となり、赤ちゃんはいつ生まれても大丈夫という状態になります。帰る時期が出産間際だと急な陣痛が起こったときに慌てて対応することになってしまうので、余裕を持った里帰り計画を立てておきましょう。たとえば仕事をしている妊婦さんの場合は、産前休暇の始まる妊娠34週前後が適していると言えます。産院によっては帰省時期を指示される場合もあるのでしっかり確認しておきましょう。
そして里帰りした際には、37週に入る前に一度出産する病院の妊婦健診を受けておくと安心です。その際、里帰り前に受診していた産院で医師の紹介状と検査データのコピーなどをもらっておいて、持参するようにしましょう。
健診の引き継ぎをスムーズにするには、里帰り時の産院選びと分娩予約を早めに行っておくことが重要です。産院によってはすぐに予約がいっぱいになってしまうところもあるばかりか、分娩予約には妊娠初期の受診が必須条件になっているなど、いくつか条件が設定されている場合もあります。もちろん電話予約だけでOKという産院もありますが、ぎりぎりになってしまうと希望通りにならないことも考えられます。
里帰り出産でもうひとつ気をつけたいのが健診費用の助成について。居住する自治体と里帰り先の自治体が異なる場合、里帰り中の健診では「妊婦健康診査受診票」を使用できません。里帰り中の健診費用は、申請すれば後から居住する自治体で助成してもらえるので、医療機関の領収書・診療明細書とともに使用しなかった受診票はきちんと保管しておきましょう。なお、申請期限がありますので、忘れずに期限内に手続きをしてくださいね。