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妊娠中でもお寿司を食べたい! お寿司は本当に避けるべき?

妊娠中でもお寿司を食べたい!お寿司は本当に避けるべき?
好きな食べ物ランキングでは常に上位にある「お寿司」。妊娠中は生ものを避けてお寿司を我慢しているママも多いはず。とはいえ我慢しすぎてもストレスが溜まってしまいますよね。ここでは妊娠中に食べてもよいお寿司のネタや食べ方について紹介します。

  • 「妊娠中はお寿司NG」といわれる理由は?
  • 妊娠中に食べてもよい寿司ネタは?
  • 妊娠中は避けておきたい寿司ネタは?
  • 3つのポイントを守ってお寿司を楽しんで!

    「妊娠中はお寿司NG」といわれる理由は?

    よく「妊娠中に生ものを食べるのはNG」と聞きますが、なぜ生ものは避けるべきなのでしょうか。
    じつは「生ものがダメ」というのは、「体調を崩す原因となり得るものをできるだけ避けておく」という意味合いからなのです。

    妊娠そのものは病気ではないため本来食べられない食物はあまりありません。ただし、妊娠によって免疫力が弱まっているのも確か。さらにお腹の赤ちゃんへの影響も鑑みて何かあったときに服用できる薬も限られてくることから、体調に影響を与えやすい要因をできるだけ排除しておきたいということなのです。

    なかでも食中毒を起こしやすい生魚は避けたほうがよいといわれていて、病院によってはお寿司やお刺身をできるだけ食さないよう指導する場合もあるようです。

    さらに魚の種類によっては水銀を多く含んでいるものもあり、お腹の赤ちゃんに影響を与える場合もあるので注意が必要です。

    基本的に加熱されていればウイルスなどは殺菌できるので安心ですが、「生は食べないほうがよい」といわれるとかえって無性に食べたくなるもの。どうしてもお寿司が食べたくて我慢できなくなったらネタの種類を選ぶことが大切になってきます。

    妊娠中に食べてもよい寿司ネタは?

    そもそもお寿司は生ものが中心なので、できれば避けておきたいメニューではありますが、妊娠中でも大丈夫な寿司ネタもいくつかあります。どうしても食べたいときの参考に紹介します。

    加熱されているので安心な寿司ネタ

    ●たまご
    中心までしっかり加熱されているので大丈夫。生のうずらの卵がのっているネタは避けておきましょう。

    ●納豆巻き
    納豆もしっかり加熱されています。ネギやきゅうりなどの生野菜はリステリア菌の心配がありますが、しっかり洗ってあるものであれば大丈夫です。

    ●蒸しエビ
    タンパク質が豊富で、水銀含有量も少ないのでおすすめ。生エビはリステリア菌が存在する恐れがあるので蒸したものを選びましょう。

    ●煮穴子
    タンパク質、動物性ビタミンAが豊富です。動物性ビタミンAは不足しても摂りすぎても注意が必要ですが、お寿司程度の少量であれば問題ないようです。

    水銀量が比較的少ない寿司ネタ

    ●ぶり
    鉄分やカリウムを含むため、貧血気味の妊婦さんにおすすめの寿司ネタといわれています。

    ●うに
    葉酸を多く含んでいるため、妊婦さんにはうれしい寿司ネタのひとつ。ただし、他のネタと同様に生食は食中毒を引き起こす可能性があるので多量の摂取は控えたほうがよいでしょう。

    ●しっかり炙ったサーモン
    水銀量は少ないですが、生の場合はアニサキスが潜んでいる可能性があるので、どうしても食べたい場合はしっかり加熱してもらいましょう。

    たまごや納豆巻きなどは予想できますが、ぶりやうにが食べてもよい部類に入るのはうれしいですね。

    妊娠中は避けておきたい寿司ネタは?

    さて、逆にこれは避けておきたいというネタを紹介します。

    魚には水銀を多く含むものがあります。人気の高いマグロやキンメダイはとくに水銀を多く含むため、赤ちゃんへの影響を考えると避けておきたいもの。それでも我慢できない場合は1食につき80g以内に収めておくことが大切です。

    また、生イカは食中毒を引き起こしやすいリステリア菌が存在する場合があるため注意が必要です。最近よく聞くアニサキス症を引き起こす原因となっているのが、サバ、イワシ、カツオ、サケ、イカ、サンマ、アジなど。これらも避けておいたほうがよいでしょう。いくらなどの魚卵は塩分を多く含むので、むくみが起きやすい妊娠中は塩分を摂りすぎてしまう可能性があります。

    3つのポイントを守ってお寿司を楽しんで!

    まとめると、妊娠中にお寿司を食べるときの留意点は、「火の通ったもの」「食べ過ぎない」「食べる場合は新鮮なもの」です。食中毒を起こさないように、リスクのあるものを摂りすぎないようにしていきましょう。選ぶ寿司ネタや量に気をつけながら妊娠中でもお寿司を楽しみましょう。