子どものお風呂嫌い、シャンプー嫌いはどうしたらよい?
子どもをお風呂の入れようとするとギャン泣きされる、シャンプーを嫌がるなど、子どもをお風呂に入れる悩みは尽きません。楽しい入浴タイムにするためのポイントを解説します。
- まずは子どもがお風呂が嫌いな理由を知るところから
- 「お風呂が楽しくなる」環境を作ろう
- シャンプーは美容院スタイルで楽しい雰囲気作りを
- 入浴後は湯冷めをしないように手早く
まずは子どもがお風呂が嫌いな理由を知るところから
子どもがお風呂を嫌がる理由は百人百様です。まずは嫌いな理由を知っておくのがポイントです。
まだお話しができない赤ちゃんの場合は、熱いお湯を掛けたり入れられたりして、それがトラウマになっていることがあります。
また、子どもは時間の観念がないため、遊んでいる最中に入浴を促されても大人のように中断してお風呂に入ろうとは思えないため、結果、強制的になってしまいお風呂が嫌いになるというパターンも。
その他、お風呂場の雰囲気が怖いなど子どもにはさまざまな理由があるので、お話しできる年齢なら「なぜお風呂がイヤ」なのか聞くようにして、原因を取り去るようにしてください。
「お風呂が楽しくなる」環境を作ろう
次に、お風呂が楽しくなるように工夫してみましょう。
水鉄砲や自分でお湯を汲んで流すおもちゃなどお風呂でしか遊べないおもちゃを活用するのがおすすめです。
お風呂の壁に子どもが好きなキャラクターを貼るなどお風呂場に行く楽しみを作ってあげるようにするのもよいでしょう。
また、お風呂の温度は38度~40度くらいを目安にして、熱すぎないようにして長湯は避けましょう。
乳幼児はのぼせやすいので、お湯に浸るのは3~5分程度に。お話しできる年齢なら、お湯が熱くないか聞いて調整するようにしましょう。
シャンプーは美容院スタイルで楽しい雰囲気作りを
お風呂には入るけれど、シャンプーを嫌がるという子どもは多いようです。
子どもがシャンプーを嫌がるのはシャンプー剤が目に入ったり、シャワーの水圧が恐かったり、水の流れる音が苦手だったりなど、さまざまな理由があります。
そこで、シャンプーの時間を楽しい雰囲気にする工夫が必要です。
たとえば、美容院スタイルで仰向けにして頭を支えて、おでこから鼻辺りまでタオルをかけて、耳をふさいで洗うなどするとシャワーの水圧などの恐怖心が薄らぐようです。
「かゆいところはない?」「気持ちいいね」「きれいになったね」など声掛けすることも大切。
洗髪は、爪を立てずに指の平で手早く洗って、ぬるま湯で優しく洗い流しましょう。
なお、シャンプー剤は大人用だと刺激が強く、頭皮の皮脂を奪いすぎてしまうので、ベビー用やキッズ用の弱酸性のものがおすすめです。
入浴後は湯冷めをしないように手早く!
入浴後は、湯冷めしないように手早くタオルで水気を拭き取りましょう。髪を濡れたままにしてしまうと蒸れてかゆみに繋がり湯冷めの原因にもなります。
タオルでゴシゴシ拭くと、「痛い!」と子どもが嫌がることもあるので優しく押し付けるように水気を取り、ドライヤーを使う場合は熱すぎない温度で乾かしましょう。肌に温風が当たらないようにするのが注意点です。
なお、子どもを何人も同時に入れる場合は、先にあがった子に赤ちゃん用またはキッズ用のローブを着せれば、湯冷めも防げます。
入浴後の保湿ケアもお忘れなく。子どもの肌は皮膚が薄く、乾燥しやすいので入浴後はしっかり保湿しましょう。肌を傷つけないように押し込むように保湿剤を塗ってあげるのがポイントです。とくにひじの内側などしわのある部分やひざ、関節などはしっかりケアしましょう。
子どもがお風呂に入らない、シャンプーができないとついイライラしてしまいますが、入浴は体を清潔に保つためでだけでなく子どもとの大切なコミュケーションタイムでもあります。子どもとの会話を重ねながら親子で楽しめる工夫をしましょう。