おもちゃの整理&処分術!リサイクルや安全な捨て方も紹介
子どもの成長とともに増えるおもちゃ。気づけば部屋を占領し、収納スペースが足りなくなることも。使わなくなったおもちゃを処分したくても、子どもが嫌がったり、どう分別すればいいのかわからなかったりすることもあります。そこで今回は、親子で納得できるおもちゃの整理・処分方法をご紹介します。
- 使わなくなったおもちゃの分別方法
- おもちゃを処分するタイミング
- おもちゃのリサイクル
- おもちゃの捨て方
使わなくなったおもちゃの分別方法
子どもの気持ちや思い出、人からのいただきもの、高価だったおもちゃなど、処分に悩む理由はさまざまです。まずは子どもと一緒に「分別ルール」を決め、整理していきましょう。
「分別ルール」の例
◆1年使わなかったものは処分候補にする
おもちゃを全部出し、1年以内に遊んだかどうかで分別します。
◆子どもが「捨てていい」と判断したものは手放す
大切なのは子ども自身の判断です。自分で決めることで納得感が生まれ、整理整頓の習慣も身につきます。
◆迷うものは「保留BOX」へ
「保留BOX」は期限を決めて一時的に保管しておく場所として使います。半年から1年後に見直し、使わなかったものは処分します。
◆収納スペースの上限を決める
置く場所がなくなったら、今あるおもちゃを見直します。
おもちゃを処分するタイミング
忙しい毎日、こまめな整理は難しいですよね。おもちゃの整理は、次のタイミングを機会に行うとよいでしょう。
1. おもちゃの収納スペースがいっぱいになったとき
2. 誕生日やクリスマスなど、新しいおもちゃが増えるとき
3. 入園・入学・進級などのタイミング
4. 年末の大掃除
おもちゃのリサイクル
手放すことが決まったおもちゃについて、状態がよいものは、リサイクル・リユース、寄付を検討してみてください。捨てたほうがいいかな…と悩むものも、リサイクルショップに持ち込むと引き取ってくれる場合があります。ただ捨てるのではなく、「他の誰かの役に立つ」 「ものを大切に使う」ということを子どもにも伝えられるとよいですね。
リサイクル・リユースの方法
1. 保育施設や児童施設などに寄付をする
2. 自治体のリサイクル活動に協力する
3. リサイクルショップ・フリマアプリを利用する
4. 地域や学校のバザーに出品する
おもちゃの捨て方
完全に壊れていたり、状態が悪いおもちゃは廃棄処分しましょう。
プラスチック、木、樹脂、布製のおもちゃ
燃えるごみに出します。プラスチック製のおもちゃについては、燃えるゴミとは別に「資源ごみ」として回収している自治体もあります。
電池で動くもの、光るもの、金属が使われているもの、音が鳴るおもちゃ
燃えないごみになります。燃える素材と燃えない素材の組み合わせの場合は、燃えないごみとして処分することがほとんどですが、自治体のルールを確認しましょう。
電池式のおもちゃの場合は、電池を取り外します。乾電池やボタン電池などは金属部分が他の電池や金属に触れるとショートして発熱、液もれ、発火などの事故につながる恐れがありますので、電池のプラスマイナスの端子部分にテープを貼って絶縁してください。そのあと素材別に分けて捨てます。
乾電池やコイン型電池は、自治体で燃えないごみとして捨てられます。
ボタン型電池や充電式電池については、自治体によって地域の拠点に回収ボックスを設置していたり、一部のメーカーや家電量販店、リサイクル協力店などで回収したりしています。
電池を外せないおもちゃは、自治体によって捨て方が異なりますので、お住まいの自治体に確認してください。メーカーで回収している場合もあります。
近年、充電式電池の誤った廃棄により、清掃車両やごみ処理施設での火災事故が増えています。適正に分別・処分するよう注意しましょう。
大きな遊具
室内ジャングルジムや滑り台などの大きな遊具については、粗大ごみとして処分します。
粗大ごみは原則有料になりますが、分解できるものは分解して、燃えるごみ、燃えないごみ等に分別して出すことも可能です。
人形やぬいぐるみ
思い入れのある人形やぬいぐるみを捨てるのは、罪悪感を抱く方が多いかもしれません。そんなときは、「今までありがとう」とお礼を言い、塩を振って、白い布や包装紙で丁寧に包んで処分すると、罪悪感が減るかもしれません。あるいは「お焚き上げ」という方法もあります。人形やぬいぐるみの供養を行っている神社やお寺がありますので、依頼しましょう。その際、供養料がかかります。供養料は神社やお寺によって異なりますので、事前に確認してください。
おもちゃは整理しない限り、どんどん増えていきます。子どもと一緒にルールを決めて、楽しく片付けを進めましょう。