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鬼ごっこが運動能力を高める!? 幼児期に必要な遊びとは?

鬼ごっこ

新しい遊びを一緒に考えてあげましょう!

ただ、欲を言えば、鬼ごっこの範囲を狭くする、色分けをするなどプラスのルールを付け足しながら、能力を向上させる工夫を凝らした方がもっと良いとのこと。たとえば、メジャーリーグのイチロー選手が幼少期に、道行く車のナンバープレートを目で追いながら、プレートに書かれた数字を足し算するという遊びをやっていたそうですが、鬼ごっこだけではなく、既存の行動や遊びに新しいルールを加えるだけでも、子どもの運動の「質」をどんどん高めていくことができそうですね。

そう考えると、子どもの遊びには、親の環境作りがもちろん大事になってきます。前出の文部科学省「幼児期運動指針」によると、興味が長く続かない3から4歳までの子供の場合、何度もくり返す動きにも面白さを感じられるような環境作りが重要であること、5歳頃からは、自分たちでルールや決まりを作ることに面白さを見いださせたり、複雑な動きや様々なルールを経験させてあげることが重要であるとしています。子どもが同じ遊びに飽き始めたタイミングや、新たに興味を示したタイミングで、「デュアルタスク」を一緒に考える。子どもの意欲を引き出す、新しいルールを考える。そうすると子どもは、少し変化した新しい遊びに夢中になりそうです。最初はできなかったことが、驚くほど短期間でできるようになる子どもたち。大人も一緒になって見守ってあげましょう。

幼児期運動指針(文部科学省サイト)

<参考>
子どもの運動能力は遺伝?経験?