プレパパへ!赤ちゃんができたら知ってほしいこと
はじめての妊娠。ママをいろいろとサポートしてあげたい気持ちはあっても、何をすればよいのかわからないというパパも多いのではないでしょうか。ここでは妊娠で変化していくママの体や心についての情報や、どんなサポートを必要としているかを紹介します。
- 妊娠による変化とは?
- プレパパとして気をつけるべきことは?
- プレパパのやりがちなNG行動
妊娠による変化とは?
妊娠するとお腹がだんだんと大きくなっていくだけではなく、赤ちゃんを守るために全体的にふくよかになってきます。赤ちゃんの成長と合わせて妊娠前と比較すると7~12㎏ほど体重が増えます。10㎏のお米を体に巻きつけているのと同じだと考えれば、なかなかしんどい状態であることがわかると思います。
他にも体や心にはさまざまな変化が起こります。たとえば、プロゲステロンというホルモンが増えることで昼間でも眠気が増します。また、自律神経の乱れが起こりやすく、貧血や低血圧からめまいや立ち眩みが起こることも。匂いにも敏感になって食の好みが変わることで、食欲がなくなったり増したりといったことも起こりやすくなります。
こうした体のさまざまな変化に加えて、気持ちも不安定になっていきます。いわゆる「マタニティブルー」といわれるものです。出産に対する不安から情緒不安定になってしまうもので、これもホルモンバランスが崩れることで起きてしまう変化です。
妊娠前と比べるとじつにさまざまなことが変わっていきますが、こうした変化はなかなか周囲に理解してもらいにくいため、いちばん近くにいるパパのサポートが大切になってきます。
プレパパとして気をつけるべきことは?
ママの体や気持ちの変化を理解し、夫として父親としてしっかりサポートする意識を持ちましょう。
妊娠初期に気をつけること
個人差がありますが、つわりで苦しむ時期です。家事をサポートしてできるだけママを休ませてあげたり、定期健診に付き添って赤ちゃんの成長を共有したり、両親学級などに参加してママと一緒に学ぶ姿勢も大切です。
妊娠中期に気をつけること
体型や体重の変化などにより肩こりや腰痛などの問題を抱えるママも。そんなときはボディオイルなどを使ってマッサージをしてあげたりしてもよいでしょう。
また、この頃からは赤ちゃんを迎えるお部屋の準備も始めていきます。いらないものを処分して整理整頓しつつ、赤ちゃんのものを新たに揃えていきましょう。
妊娠後期に気をつけること
ママと一緒に入院中のことや里帰り中にやるべきことを確認しておきましょう。
ママの体と心を気遣い、家事のサポートから定期検診の付き添い、赤ちゃんを迎える準備など、パパができることは数多くあります。
出産後に気をつけること
出産後は出産の疲れと赤ちゃんのお世話から体調も万全ではなく、家からはなかなか出られなくなります。そんなときこそパパの出番です。自治体に必要な書類を提出したり、お金に関する手続きなどやらなければならないことが大量にあります。
ママが里帰り中であれば、基本的にパパが1人でやりきらなければなりません。出産後に慌てることがないようにあらかじめリストアップしておきましょう。
赤ちゃんが生まれたら、生活環境はこれまでとはまったく異なります。「ママが頼ることができるのはパパだけ」という意識と自覚を持って夫婦で協力しながら子育てしていきましょう。
プレパパのやりがちなNG行動
妊娠中はナーバスで傷つきやすくなっている場合も多いので、パパも言動にはかなり注意が必要です。いつもなら笑って冗談で済ませていたことが大きな問題になることもあり、気を遣いすぎると逆にストレスを与えてしまうことも。さじ加減が難しいですが、できるだけ自然に気を遣っていくことを心がけましょう。
休んでいることを非難する
そのなかでもとくに気をつけたいのが、「休んでいる妻を否定する」こと。いつもと同じ体調ではないことを理解して健康そうに見えたとしても「寝過ぎじゃない?」「サボれていいね」など嫌みをいったり、妬むような発言は厳禁です。何かお願いしたいことがあるときは、事前に体の状態を聞いてからお願いするなどの気遣いがあるとよいですね。
食べ物の好みの変化を指摘する
食事の面でも気遣いが必要です。パパはいつでも好きなものを食べたり飲んだりできますが、ママはちょっとした食べ物の匂いでも辛くなることがあります。しかも昨日までは平気だったものが今日は苦手になってしまうことも。
パパの好物を食べているときや、料理を作ってあげたときに「匂いが苦手」といわれることもあるかと思いますが、「前は平気だったのに」などと反論するのはNGです。
妊娠中は何が起こるかわからないものです。できるだけ飲み会などは控えて家にいる時間を確保しておきたいもの。どうしてもつき合わなければならないときは「いつでも連絡してね」とママを安心させてあげましょう。連絡が来たときはすぐに対応できるようにしておくことも忘れずに。
ママの苦手なことやできないことを指摘したり、否定することは控えて、まずはその状況を受け止めて気遣ってあげられるのが素敵なパパへの第一歩です。