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幼児期「性」の教育は必要? 何をどう教える?

家庭で教えられることとは

幼児期(1~5歳)、児童期(6~11歳)、思春期(12歳~18歳)と、子どもの成長に合わせて時期を3つに区分けし、できるだけわかりやすい内容を伝えていきましょう。ここでは幼児期について紹介します。

幼児期には自分の身体のプライベートゾーンについて教えていきましょう。プライベートゾーンとは、性にかかわる大切な場所のこと。子どもには、わかりやすく「水着で隠せる部分と、口だよ」などと伝えてもいいと思います。また、大事なところだから、他人に見せたり触ったりしてはいけないこと、そして、人前で見せることや触ることもやめようという点も忘れずに伝えるようにしましょう。

お風呂に入るタイミングなどを活用すれば、自然な流れで話すことができ、プライベートゾーンをわかりやすくした絵本などもあります。気を付けたいのは「いやらしいこと」「人前で口に出してはいけないこと」といったネガティブな感情を持たせないようにすることです。幼児のうちは、お友達とふざけて体を見せ合うこともあるかもしれません。その際に忌み嫌うように叱るのではなく、優しく諭すように伝えていきましょう。