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拡がる「新生児聴覚検査」一部助成

赤ちゃんの耳の聞こえを検査する「新生児聴覚検査」。これまで個人負担で検査しているケースが多かったのですが、昨今、各自治体での助成が少ずつ拡がり、東京都では2019年4月1日以降生まれの赤ちゃんより一部助成がスタートしました。聴覚検査がなぜ必要なのか、聴覚検査の内容などについて紹介します。

新生児聴覚検査とは?

「新生児聴覚検査」とは、難聴などの耳の聞こえの具合を早期発見するために行われる“新生児向けの聴覚検査”のことです。この検査を受けることによって、万が一赤ちゃんに生まれつき難聴があったとしても、生後数日の早期に発見することができ、早い時期から適した処置を受けることが可能になります。

新生児聴覚検査は受けたほうがよい?

赤ちゃんは、周りの人の声掛けなどを通して健やかに成長していきます。もし新生児聴覚検査を受けずに難聴を見逃した場合、適切な治療を受ける機会を逃してしまうことになる恐れも。一方で、たとえ難聴があったとしても、早期に発見し早い時期から適した対処を行うことができれば、コミュニケーションの形成や言語発達の面で大きな効果を得ることができそうです。「新生児聴覚検査」は、出産後の入院中に、病院側から受けるかどうかの打診をされるケースが多いようです。
検討してみるとよいでしょう。

ただし、難聴は先天性のものだけではなく、生まれた後の病気によって起こることもあります。もし検査で問題がなかったとしても、赤ちゃんの耳の聞こえには継続して注意していきましょう。