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気になる! 子どもの「思考力」の伸ばし方

「思考力」を育むために親ができること

「思考力」は、知識のように教えて記憶して定着させることができません。身につけるためには、その頭の使い方を繰り返してトレーニングし続けることが大切です。学校での学習だけではなく日常の中で繰り返し、頭の使い方が習慣化できるよう、家庭での働きかけも重要となります。子どもの「思考力」を育むために親ができることをいくつか紹介します。

■知的好奇心を刺激する
「どうして?」「なんで?」「これは何?」と、子どもはもともと疑問を抱くとすぐ質問してきます。このチャンスを逃さず、親子で一緒に対話したり、図鑑やネットなどで調べたり考えたりしながら疑問を解決していきましょう。読書もおすすめです。今まで知らなかったことに触れた知的な充足感は、もっと知りたい・学びたいという探究心を呼び起こすと言われています。「思考力」の土台となる、知識を増やしておくことが最初の第一歩です。

■「なぜ?」と質問する
子どもに問いかけることで、考える習慣が身につき、さらにその考えを言葉として表現する機会ができます。この考える習慣は気づく力を高めてくれます。そもそも物事に気づくことができなければ、「思考」のきっかけを掴むことができません。日常にあるもの、出来事の中で、「変化」「関係性」「共通点」「矛盾」「差」など、多面的な観点で「なぜ?」と問いかけてみましょう。「なぜそう考えるのか?」を親子で会話することで、考えを導き出した思考のプロセスも確認できるので、お互いの意見交換をしながら、よりよい考え方を学ぶきっかけにもなります。