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授乳中の赤ちゃん、水分補給ってどうする!?


母乳やミルクを飲んでいる赤ちゃん、水分補給はそれだけで足りているのでしょうか? 夏の暑い時期はもちろん、乾燥する冬、体調不良時など、授乳中の赤ちゃんの水分補給についてまとめます。

どんな時に水分補給が必要?

人体における水分の割合は、大人が約60%に対し、赤ちゃんは70%から80%と言われています。なのに汗腺数は大人と同じため、赤ちゃんは汗腺の密度が高く汗をかきやすいのが特徴です。つまり大人よりも水分不足に陥りやすいということです。離乳食が始まる頃までの赤ちゃんは、母乳やミルクで水分もとれていますが、お風呂上がりや夏場、体調不良時などは注意が必要です。一般的には、離乳食が始まる頃までは、母乳やミルクだけで充分だと言われています。でも、赤ちゃんの様子をみて、水分補給をしてあげてもいいかもしれません。
注意したいのは、気温が高く汗をたくさんかく夏の時期。ベビーカーは地面に近い位置にあり、大人が感じる以上に赤ちゃんは暑さを感じています。赤ちゃんの様子を確認しながら水分補給を行い、日陰や建物の中などなるべく涼しい場所を歩くように心がけましょう。

冬は乾燥から喉の粘膜を守るために、また、発熱や下痢などの体調不良時は、いつもよりも体内の水分が失われてしまうため、こまめに水分補給を行いたいものです。
おしっこが少ない、お肌や唇がカサカサしている、泣いているのに涙が出ていない、反応が薄い、高熱が続いている、いつもより体重が減っている、などは水分不足の可能性が高い時です。

何を飲ませたらいい?

お風呂上がりやお出かけのあと、朝起きてすぐなど、日常生活で水分が不足しがちなタイミングでは、湯冷ましや、麦茶などのノンカフェインのお茶をオススメします。一度に与える量は約20mlから30ml、1日10回程度を基準に、赤ちゃんの様子を見ながら調整してください。
夏場など汗をたくさんかいた時は、水分と一緒にナトリウムなども排出されてしまうので、乳幼児用イオン飲料を利用するとよいでしょう。
下痢や嘔吐などの場合は、医師の指導のもと乳幼児用経口補水液を与えてください。