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夏の子どもとのお出かけ、おさえておきたい注意ポイント


外に出るのも億劫になってしまう真夏の暑い日。子どもとのお出かけは、日焼けや熱中症など気になるポイントがいっぱい。そこで子どもとのお出かけや外遊びの注意点をまとめます。

  • 服装は吸湿性や通気性を大切に
  • 子どものうちから紫外線対策を
  • 外遊びは11時~15時を避けよう
  • 熱中症が疑われるときの対処法

    服装は吸湿性や通気性を大切に

    夏の暑い日の服装は、吸湿性や通気性、速乾性のあるドライ素材や、汗を吸収しやすい綿素材のものを選びましょう。かつ体にピタっとしたものではなくゆとりがあり、風を通しやすいスタイルのものがおすすめです。
    黒色系の服は、太陽の熱を吸収しやすく熱がこもりやすいため、避けたほうがよいでしょう。

    肌着を着せるべきか悩むママパパも多いかと思います。汗をかくと肌にはりついてしまうような素材の場合は、肌着を着せてあげた方が良いでしょう。一方、吸水性・吸湿性の高い綿のTシャツなどの場合はなくても問題ないかと思います。
    肌着を着せる場合も着せない場合も、子どもの皮膚は敏感で、あせもができやすいため、汗をかいたらこまめにウェットティッシュなどで拭いて着替えさせたり、シャワーで流してあげたりすることがポイントです。ただし、シャワーのたびに洗浄料を使うと肌を乾燥させてしまうことがあるため、ぬるめのお湯で流すだけにし、シャワーのあとは保湿を忘れずにしましょう。

    子どものうちから紫外線対策を

    適度に紫外線を浴びることは、皮膚を殺菌したり骨形成を助けたりとメリットもありますが、紫外線の浴びすぎは子どもの頃から避けたいものです。
    まずは紫外線対策の1つ、日焼け止めについて。子どもに日焼け止めって必要?と気になっている人も多いかと思います。外出するたびに毎回きっちり日焼け止めを塗る必要はありませんが、公園など長時間外で遊ぶ場合やプールなど水遊びをする場合は、日焼け止めを使うことをおすすめします。子どもの肌はデリケートなので、効果を優先した刺激の強い日焼け止めよりは、低刺激で肌への負担を抑えたベタつきにくい子ども用の日焼け止めが良いです。

    日焼け止め以外にも、UVカット効果のある服やつば付きの帽子の着用、プールや海などではラッシュガードの着用、なるべく日陰で遊ばせるなど、紫外線対策の工夫をしましょう。

    外遊びは11時~15時を避けよう

    夏場に外遊びをする場合は、気温が高く、紫外線の影響も大きくなる11時~15時を避けましょう。夏場のこの時間帯の外出は、熱中症などのリスクを高めます。朝11時前もしくは15時以降の外遊びがベストです。

    外遊びの際は、水分、タオル、着替えを必ず持参し、子どもは遊びに夢中になってしまうため、こまめな水分補給や、汗拭き、着替えをケアしましょう。
    また、盲点となるのは夏場のやけどです。アスファルトやマンホール、車のボディ、鉄製看板、公園の砂場、滑り台、ブランコなどは夏の日差しでとても熱くなっており、やけどしてしまうことも。無防備に触れないよう子どもに教え、外出中は親も気を配っておきたいところです。

    熱中症が疑われるときの対処法

    気温や湿度が高い日のお出かけでは、いつもと違った様子はないか、子どもの様子に気を配ることが大切です。熱中症は、軽いものから重篤なものまで、さまざまな症状が見られます。

    軽度
    ・顔が赤くなって大量の汗をかいている
    ・フラついていたり、筋肉痛や足がつるなどの症状がみられる

    中等度
    ・吐き気がある、嘔吐する
    ・頭痛がする

    重症
    ・高体温
    ・けいれん、ひきつけを起こしている
    ・異常な発汗、もしくは発汗停止
    ・呼びかけに応じないなどの意識障害がある

    もし、熱中症の症状が見られたら、涼しい室内や風通しのよい日陰などに移動しましょう。
    衣服を脱がせて、濡らしたタオルや保冷剤で、首の回り・脇の下・足の付け根などを冷やしたり、うちわであおいだりして、体にこもった熱を発散させます。そして、水分・塩分などを補給してください。自力で水分をとれない、意識がないときは、すぐに救急車を呼んでください。

    赤ちゃんや幼児は、体温調節機能も未熟で、大人のように外の気温に合わせて自ら服装を調整したり水分補給をしたりすることができません。子どもの服装、環境、様子に気を配りながら、暑い夏でも元気に安全にお出かけできるよう、準備とケアをしたいものです。