ダラダラ夏休みにならない 子どもの「生活リズム」を整える3つのポイント
夏休みは子どもの生活習慣が乱れがち。子どもたちをダラダラさせない、生活リズムが整うポイントを解説します。
- ポイント1|早寝早起きを心掛ける
- ポイント2|スケジュールを立てる
- ポイント3|暑さに気をつけながら、時間を決めて外遊びを
子どもにとっては楽しい夏休み。次の日、学校がないから夜更かしや朝寝坊が多くなりダラダラ過ごしてしまうと、生活習慣が乱れがちに。新学期が始まってもダラダラ習慣から抜け出せなくなるかもしれません。夏休みの間も生活リズムを維持しやすいようにすることが大切です。
ポイント1|早寝早起きを心掛ける
まず 生理的なリズムを整えるようにしましょう。子どもは意志が弱いので、大人のように生活リズムを調整することが難しいようです。
「起きる時間」「寝る時間」「食べる時間」「排泄する時間」を、学校に行っているときのスケジュールと同じようにしてみましょう。とくに夜更かしは、生活リズムが乱れる元になりやすいので注意が必要です。ゲームやスマホの光は睡眠へ誘うホルモンのメラトニンの分泌を減少させると言われているので、寝る前にテレビやスマホを見せないようにしましょう。
決まった時間に就寝・早起きを。朝はカーテンを開け朝日を浴びさせて、体内時計を調整するように習慣づけさせることがポイントです。
食事も夏バテ予防のためにも、朝昼夕きちんと食べるように。排泄時間もできるだけで学校に行っている時間と同じようにすることで生活リズムが整えやすくなります。
ポイント2|スケジュールを立てる
夏休みは学校に登校しないため、子どもは時間を意識することが難しいようです。ダラダラ過ごさせないためにも1日の時間割を立てるようにすると過ごし方にメリハリがつきます。
時間割を手作りして壁に貼るなどすることで、1日の過ごし方が見える化できて、子どもも「今は何をしなければいけないか」が理解しやすくなります。できれば1日のスケジュールだけでなく、1週間のスケジュールを作って、宿題や夏休みの日課などを効率よくこなせるようにしましょう。
スケジュールを立てたら、それがちゃんとできたかチェックすることも大切です。できなかったことは次週に回すのか、スケジュールを立て直すのか、親子で話し合うことで「計画倒れ」を防ぐことができます。
ポイント3|暑さに気をつけながら、時間を決めて外遊びを
熱中症には十分気をつけなければなりませんが、室内でゲームやスマホばかり過ごしていると汗をかかなくなり、外に出ると倦怠感が強くなる傾向に。体に倦怠感があるとダラダラしがちになってしまい、生活のリズムにもメリハリがなくなることもあります。
汗をかくことも夏バテ予防にもなるので、気温が高くない朝や夕方に運動の時間を作りましょう。運動することで、睡眠にも入りやすくなり、生活リズムが整えやすくなります。
もちろん、親も生活リズムを崩さないことが大切です。親が夜更かししていると子どももその時間まで起きていてよいと思ってしまうので、親も生活リズムに気をつけて夏を過ごしましょう。