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「手遊び」は、子どもの成長にもパパママにもよいこと尽くし!

「手遊び」は、子どもの成長にもパパママにもよいこと尽くし
歌や音楽に合わせて手や指を動かす「手遊び」は、楽しいだけではなく、子どもの成長を促す要素がたくさん盛り込まれています。今回は手遊びの効果について紹介します。

  • 「手遊び」とはどんなもの? どんな効果があるの?
  • 「手遊び」はいつからできる? 
  • 手遊びに人気のしぐさや歌は?

    「手遊び」とはどんなもの? どんな効果があるの?

    好きな歌や曲に合わせてリズミカルに手や指を動かしていく「手遊び」。「げんこつ山のたぬきさん~」など、パパママにもきっと懐かしい手遊び歌があると思います。道具を使わないのでいつでも気軽に楽しめるうえに、実は成長にも貢献してくれる優れた遊びなのです。

    脳の発達を促す

    指や手を使いながらリズムに合わせて動くことは、脳への刺激となって発達を促します。手は「第二の脳」ともいわれていて、脳の発育と密接に関わっています。

    リズム感が身につく

    歌や音楽に合わせて手や体の動きを合わせていくことは、反射機能を育むことにつながります。繰り返し行えば、徐々にリズム感や体の動かし方を学んで「リズムにのる」ということを理解していきます。

    言葉やコミュニケーション能力が伸びる

    手遊びの歌は子どもにも覚えやすい簡単な歌詞やメロディーのものがほとんど。歌詞に出てくる物の名前を覚えたり、言葉の意味を理解することで自然と記憶力や語彙力が養われます。また、手遊びは相手と同じタイミングで同じ動作をしていくので、相手をよく見ながらテンポやリズムを合わせているうちに、子どものコミュニケーション力の向上も期待できます。

    手指を上手に動かせるようになる

    手遊びにはさまざまな手や指の動きがあるので、楽しく遊びながら手や指を動かす練習ができてしまいます。じゃんけん手遊びのように「パーは手を広げましょう」「グーは手を握りましょう」など、動かし方を理解することにもつながります。

    子どもの情緒が安定する

    パパママが笑顔で語り掛けることで、子どもは愛情を実感して安心します。普段ならちょっと照れてしまうというパパでも手遊びを通してならスムーズにできそうです。手遊びは、子どもとパパママで楽しい気持ちを共有しながらスキンシップをとれるので、子どもの心が安定して「オキシトシン」、別名「愛情ホルモン」が脳内に分泌されます。こうした心の安定が健やかな成長につながっていくといわれています。

    「手遊び」が、子どもの成長に欠かせない遊びであることがわかりますね。

    「手遊び」はいつからできる? 

    いつからはじめても楽しめるのが手遊びのよいところ。「ねんね期」の赤ちゃんにはパパママが歌に合わせて赤ちゃんの体を撫でたりさすったりする、ふれあい遊びに近いものがスキンシップ効果も高くておすすめです。

    赤ちゃん自身の手指を動かすなどして楽しめるようになるのは、首がしっかりと座ってくる生後4カ月頃から。自分で本格的に動けるようになるのは支えなしでお座りが安定してくる生後7カ月頃からです。お座りが安定するまではパパママが赤ちゃんを膝の上に乗せてしっかりと支えながら行いましょう。ゆっくりとした優しい動きで、手や足を握ってあげながら一緒に動かしていくとよいでしょう。

    お座りが安定してきたら、座布団や布団の上などで子どもが転んでも大丈夫なように準備を。向かい合わせで目線を合わせて手遊びを行いましょう。

    赤ちゃんは大人が想像している以上にパパママの言葉を理解しているので、手遊びのように簡単でウキウキするリズムにのせたふれあい遊びは、すぐに楽しいことと気づくはず。楽しむ赤ちゃんの反応を見れば、パパママの疲れも癒やされること間違いなし!子どもにもパパママにも手遊びはよいこと尽くしなのです。

    手遊びに人気のしぐさや歌は?

    手遊びにおすすめの歌を月齢別に紹介します。

    生後0~3カ月

    赤ちゃんは首が座っていない「ねんね期」なので、「いないいないばあ」や「一本橋こちょこちょ」「らららぞうきん」などのパパママがメインで動きつつ、赤ちゃんの体を撫でたり、さすったりする手遊びがおすすめです。

    生後4~6カ月頃

    首が座りだす頃の赤ちゃんには「あたま・かた・ひざポン」のように寝ころんだままでも、膝の上に座らせてもできる手遊びが人気です。この頃になるとパパママの膝の上に支えて座らせてあげれば、赤ちゃんの視野も広がってよい刺激になります。

    生後7カ月頃~

    ひとり座りができるようになれば「とんとんとんとん ひげじいさん」や「ぐー・ちょき・パーで何作ろう?」といった手遊び歌で、パパママと向かい合って座りながら大人のまねっこをするように。徐々に手の動かし方を覚えていけば、さらに手遊びを楽しめるようになっていきます。