うんちだけトイレでできない! どうすればよい?
トイレトレーニングが進み、徐々にトイレに行くことができるようになっても、うんちだけはオムツにしてしまう…そんな場合はどうすればよいかを紹介します。
- なぜうんちだけトイレでできないの?解決策は?
- 解決策を講じてもできないときは
なぜうんちだけトイレでできないの?解決策は?
3歳から4歳頃になると、トイレでおしっこができるようになる子が増えてきます。ですが、なかには、うんちだけトイレでできないというケースも。「うんちだけトイレでできない」と一口に言っても、その理由は子どもによってさまざまです。まずはその理由を探ることが解決につながるかもしれません。
よくある原因には、次のようなものがあります。それぞれに対する解決策も合わせて紹介します。
おむつに慣れていて安心感がある
生まれてからずっとおむつでうんちをしているので、脱いだ状態でうんちをすることに不安を感じることがあります。トイレに座ったとき、膝の上にタオルを置くなどすると、安心につながることがあります。
便座に座るのがイヤ
便座が冷たくてイヤだったり、大人用のトイレはお尻の小さな子どもには大きくて落ちそうでこわかったりします。そんなときは、便座カバーや子ども用の便座を用意しましょう。落ちそうでこわい場合は、反対向きに(トイレの蓋に向かって)座るという方法もあります。ただし、反対向きに座った際におしっこが出てしまうと、おしっこが前に飛んで汚れてしまうことがあるので、注意が必要です。
うんちが落ちたときの水跳ねがイヤ
うんちがでたときに、水が跳ねるのを嫌がるお子さんがいます。そういう場合は、トイレットペーパーを水面に浮かべると、水跳ねを軽減することができます。
トイレだと踏ん張れないからイヤ
足がぶらぶらしていると、踏ん張ることができず、力めません。踏み台を用意して踏ん張れるようにしてあげましょう。あるいは、最初はおまるから始めて、踏ん張ることを徐々に覚えさせるのもよいですね。
トイレがこわい
トイレの空間になんらかの不安や恐怖心を抱くお子さんもいます。ママパパも一緒にトイレに入り、最後まで付き合いましょう。また、好きなキャラクターの便座シートやトイレットペーパーを用意したり、ポスターを貼ったりして、楽しい雰囲気にしてあげるとリラックスできるかもしれません。
トイレで見られているのがイヤ
トイレトレーニングが始まってからお子さんと一緒にトイレに入るママパパはわりと多いと思いますが、じつはママパパに見られると緊張するからイヤ、というお子さんもいます。そういう場合は、ひとりでさせてあげてください。
解決策を講じてもできないときは
いろいろ対策を講じてみても、お子さんが「どうしても行きたくない!」と意思表示をしたら、「じゃ、今度にしようか」と引いてください。そこで無理強いすると、よけいに抵抗したり、おむつに逆戻りしてしまったりすることもあるので、見守る方向に切り替えましょう。
トイレトレーニングは、その子どもによってベストなタイミングがあります。スムーズにオムツが外せて、夜もパンツで寝られるという子もいれば、夜だけはオムツをする子も。なかには、「パンツはイヤ、オムツがいい!」と、オムツのサイズがなくなりそうな時期になっても外せない子もいます。
同じ年齢の子どもの話を聞くと、「どうしてうちの子だけ…」と思ってしまうこともあるでしょう。ですが、歩きだしたのが早かった子、早いうちからおしゃべりしていた子、母乳を卒業するのに時間がかかった子…など、一人ひとり違って当たり前なので、同年齢と比べても、あまり参考にならないということも。
トイレトレーニングで大切なのは、「あせらないこと」 「叱らないこと」 「ほめること」です。いつかはできるときがきます。その子のペースに合わせて、そのときが来るのを待ちましょう。