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共働きでも無理せず、仕事も育児も乗り越えるには?

共働きでも無理せず、仕事も育児も乗り越えるには?
共働きをするメリットは少なくないものの、ワーク・ライフ・バランスがとりにくいのも事実。とくに子育て中のママにとって仕事、家事、育児の負担は大きく、ストレスの元に。ここでは子育て世代の実態やバランスをとるための対応策について紹介します。

家事の負担、ママに偏ってない?

時代の変化とともに女性の社会進出も進み、子育て世代といわれる25歳~44歳の女性の就業率は2020年の調査で7割を超えていました。ともなって共働き世帯も増加傾向になります。

共働きのメリットは第一に世帯収入が増えること。子どもの教育資金や老後の備えを考えると収入が多くなることは大きなプラスです。夫婦ともに仕事があれば、たとえばどちらかがケガや病気で働けなくなった場合のリスク分散にもなります。また、仕事を通じて社会に関わりを持つことでの充実感を得られるというメリットも。

一方で家事の負担は、「共に働いているから」というバランスにはなっていないようです。
内閣府の調査によると、「家事の負担は妻のほうが多い(≒妻が6割以上)」という回答が約9割もありました。内訳を見てみると
夫1:妻9 31.6%
夫2:妻8 24%
夫3:妻7 17.4%
がトップ3です。つまり、圧倒的に妻の負担が多いのです。

仕事を持ちながら家事をこなし、ここに育児も加わるとその心身的な負担は1つずつ遂行するよりも何倍にも膨れ上がります。家事や育児を業務時間に換算して考えてみましょう。たとえば、フルタイム勤務の女性が家事を2時間、育児を2時間行っているとすると、1日4時間の超過勤務になり、過労死の労災認定基準である「1日4時間の超過勤務・12時間労働」にあたります。

「ワーク・ライフ・バランス」とよくいわれますが、ワークもライフも充実させようとするあまり疲弊して心身の健康を損なうことのないよう、工夫していくことが大切です。