共働きでも無理せず、仕事も育児も乗り越えるには?
突然の子どもの発熱に備えておく
働くママがもっとも恐れているといっても過言ではないのが子どもの病気。夜更かしさせない、うがい手洗いを徹底するなど健康管理を徹底していても、罹患を完全に防ぐことは難しいもの。突然子どもが発熱してしまうことはよくあることです。子どもが熱を出すことを前提に、その際にどう動くかを前もって考えておくことが大切なのです。
パパとママお互いのスケジュールを共有し、それぞれの「会議などで絶対に休めない日」や「出張ですぐに対応することができない日」などを把握しておきます。そのうえで、日によってどちらが対応するかをあらかじめ決めておきましょう。また、おじいちゃん、おばあちゃんといった親戚など、万が一のときに対応してくれそうな人に事前に相談をしておくのもよいでしょう。
会社を休まなくてはならない場合を想定して、その日の仕事はその日に終わらせて次の日に持ち越さない、誰が見てもわかるように資料などの整理をするといった工夫をしておくことも慌てないためのテクニックです。
「もしも明日、急に仕事を休むことになったらどうするか」を想定して取り組んでいれば、子どもの突然の発熱にも慌てずに対応することができるはずです。
「ひとりの時間」こそしっかり捻出!
そして圧倒的にママに偏っている家事の負担はパパとしっかりシェアしていきましょう。パパの家事はゴミ出しや食事の片づけなど一部分に偏っていませんか? パパが家事や育児に不慣れなら、簡単なものからスタートして、少しずつコツをつかんでもらいましょう。時間がない平日に教えるのがしんどい場合は、たとえば休日は洗濯や掃除、食事の用意などを担当してもらってもよいでしょう。まずは日常的な家事から徐々にできるようにして分担を増やしていけば、その流れで育児もできるようになっていきます。
さらにすべての家事を「見える化」して、誰が何をやるのかシェアしていけば、身体だけでなく心の負担も軽くできるのではないでしょうか。
仕事が忙しく、ふたりでも手が回らないときは、家事代行を利用するなども有効です。たとえば、苦手な家事を部分的にアウトソースするだけで、時間的にも精神的にも余裕ができて、心身のメンテナンスができます。
仕事や家事に追われ続けていると疲弊してしまい、イライラしがち。自分が自由に使える時間を作っておくことは心身の健康のためにも有効なのです。