もしかして虫歯!? 気になる子どもの歯の黄ばみ
ふと気がつくと子どもの歯が黄ばんでいる!? 歯磨きの仕方が悪いのか、虫歯なのか、気になっている人もいるのではないでしょうか。子どもの歯の黄ばみの原因と対策について紹介します。
歯の色について
歯は表面から、エナメル質、象牙質、歯髄などの組織で構成されています。これらの中で歯の色に影響するのが、エナメル質と象牙質です。エナメル質は半透明の白色で歯の表面を覆っていて、人体の中でも一番硬い組織と言われています。象牙質はエナメル質と比較すると黄みを帯びている柔らかい組織です。歯の色は、エナメル質の色・透明度・厚さ、象牙質の色、の組み合わせによって個人差が出てきます。
エナメル質から透けて見える象牙質の黄みがもともと強い場合は、それがその人の本来の歯の色ということになります。また象牙質は年を重ねるごとに黄みを増すため、乳歯が永久歯に生え変わったタイミングで、隣の乳歯よりも永久歯が全体的に黄ばんで見えたとしても心配はありません。
歯の黄ばみで注意するポイントは、一部の歯もしくは歯の一部分だけが黄ばんで見えるようになった場合です。