大人も一緒に! 冬の外遊びはこんなに楽しい
冬は寒いし子どもと外遊びは無理…。そう思っているパパママはいませんか?しかし、思い切って一歩外に出てみれば、冬ならではの遊びがいっぱいあるのです。そこで今回は、大人も一緒に楽しめる冬の外遊びのコツと注意点をご紹介します。
冬の外遊びのメリットとは?
冬はついつい家に引きこもりがち。しかし、少しだけ発想を転換させてみましょう。冬は真夏のように熱中症や虫刺されの心配がなく、雑草なども少ないので、手や足を草で切ってしまう心配も少なく、太陽の熱で“公園の遊具が熱くて触れない、座れない”といったこともありません。じつは夏より外遊びには向いている季節と言えそうです。
そうは言っても、冬に外で遊ばせると寒くて風邪を引いてしまうのでは?と心配するパパママも多いかと思います。ですが、風邪を引くのは気温のせいではなく、ウィルスによるので、むしろ乾燥した室内や、人が多いところで感染することのほうが多いのです。
冬も元気に外遊びを楽しみ、昼間に太陽の光を浴びると、夜ぐっすり眠れる…なんて効果も期待できます。お天気のよい日は、ぜひ億劫がらずに、外遊びを楽しみましょう。
どんな遊び方ができるの?
“外遊び”と言うと、遊具のある公園遊びを思い浮かべるパパママも多いでしょう。しかし、子どもは遊具がなくても工夫次第で外遊びが楽しめます。小さいお子さんであれば、息を吐けば「白い」、頬や耳を触れば「冷たい」、霜柱の上を歩けば「サクサクする」といった体験だけでも十分楽しめるはずです。五感フル回転させて冬を体感してみましょう。寒いなと思ったら、鬼ごっこでカラダを動かしたり、おしくらまんじゅうをしたり、子どもとほっぺたをくっつけたりなど、お子さんとスキンシップをとりながら遊んでみましょう。カラダも心もポカポカ温まりそうですね。
また、子どもは何でもおもちゃにして遊ぶことができます。例えば、公園に落ちているどんぐりなどの木の実を拾ったり、落ち葉を拾ったり。大人にとっては、単なる石ころだって、子どもは色や形が違うものを集めて楽しみます。拾った石や木の実を家に持ち帰って、工作をしてみるのもよいですね。
もちろん、冬らしく、雪が降ればそりや雪だるま作りなどはもちろん、虫眼鏡で雪の結晶を見て多様な形を楽しんだり、「明日は冷えそう」となったら、洗面器に粘土などで目の部分と口の部分を作り、水を張って氷のお面を作ったり、大人のアイデアをプラスすれば、遊びの発想をさらに広げることができるのです。
冬の外遊びの注意点
このように工夫次第で楽しめる冬の外遊びですが、どのような点に注意すればよいのでしょうか。
まず、子どもは元気に走り回るので、冬でも汗をかきます。汗をそのままにしておくと、冷えて寒くなってしまいます。必ず下着を着せて、汗をかいたらすぐに着替えるようにしましょう。
また、子どもは大人に比べて「しもやけ」になりやすい傾向にあります。帽子、手袋、靴下などで、「指先」「足先」「耳」を守り、しもやけ対策をしましょう。
子どもだけでなく、付き添う大人もしっかりと寒さ対策をするようにしましょう。手袋やマフラー、レッグウォーマーなどの防寒具はもちろん、使い捨てカイロもあると便利です。お腹に貼ると、全身の温め効果が期待できるようですよ。
寒いからこそできる遊びもたくさんあります。冬ならではの体験を、お子さんと楽しんでくださいね。