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歯みがき中の赤ちゃんの喉突き事故が増えています!

消費者庁の発表によると、6歳以下の子どもが、歯みがき中に歯ブラシで喉を突いてしまうという事故が多発しているということです。平成28年12月末までの6年間で、3歳以下の子どもで124件、6歳まででも139件の事故が報告されているそうです。
最近では、小さな子どもにとっても、歯磨きが毎日の習慣となっている一方で、歯ブラシをくわえたままの転倒はもちろん、大人の見ていないところでの歯ブラシの使い方に十分な注意が必要ですね。

消費者庁では、次の注意点をあげています

  • 保護者がそばで見守り、床に座らせて歯磨きをさせましょう。子どもが、歯ブラシを口に入れたり歯ブラシを手に持ったりしたまま歩き回ると、転倒してけがをする危険があるので、気を付けましょう。
  • 子ども用歯ブラシは、喉突き防止カバーなどの安全対策を施したものを選ぶようにしましょう。
  • 保護者が仕上げ磨きをする際は、仕上げ用歯ブラシを使用しましょう。ただし仕上げ用歯ブラシには喉突きカバーなどがなく危険性も高いため、子どもには持たせず、子どもの手の届かない場所に置きましょう。
  • 歯ブラシだけでなく、箸やフォークなど、喉突きの危険性のある日用品も、口に入れたまま歩いたり、走ったりさせないようにしましょう。
  • (出典:消費者庁/国民生活センター)

こんな事故が報告されています

  • 歯ブラシをくわえたまま転んで重傷、入院
  • 歯ブラシをくわえて走っていて転倒、喉に突き刺し出血、血種・膿瘍(のうよう)の疑い
  • 歯ブラシをくわえてソファに座っていて前のめりに転落し、歯ブラシがささる
  • 歯ブラシをくわえた子どもが走ってきてママの背中に勢いよく抱きついた瞬間に、歯ブラシの先端が右頬粘膜に刺さる

など、どの事故もごくごく普段の生活であり得る事故だということがおわかりいただけると思い
ます。歯みがき中の子どもから目を離さないよう注意しましょう。

子ども用歯ブラシと仕上げ用歯ブラシについて

子ども用歯ブラシは、喉突き防止カバーやリング付きのもの、赤ちゃんが持ちやすいグリップやリング状になったものなど、安全対策を施したものが市販されています。子どもが楽しみながら安全に歯みがきできるようなものを選びましょう。ただしこの時期は歯みがきを楽しく習慣づけするという位置づけに近いものなので、仕上げ用ブラシを使って大人が充分に磨いてあげましょう。
子どもの歯を守る大事な歯みがき。事故なく楽しい習慣にしたいですね。

子どもの歯磨き中の喉突き事故などに気を付けましょう!

消費者庁サイト国民生活センター(PDF形式453KB)