赤ちゃんを“日焼け”から守りましょう!
やっと外遊びやお散歩が楽しめる季節になったと思ったのに、これからの季節、赤ちゃんや小さなお子さんに特に気を付けたいのが“日焼け”です。
日焼けによる影響を知って、日焼けの予防対策、日焼けをした時の対処法などを確認しておきましょう。
日焼けによる影響って?
紫外線が赤ちゃんに及ぼす影響としては、将来のシミ、しわ等の原因となるだけでなく、皮膚がんや白内障等を引き起こすリスクが高まる可能性がある…と聞くと心配になりますよね。
一方で紫外線を浴びることにより、カルシウムの吸収に重要な役割を果たすビタミンDを体内で作る手助けもすることから、2000年頃までは、母子手帳にも「日光浴をさせましょう」と書かれていたほどです。しかし、オゾン層破壊による紫外線の増加なども影響し、昨今では認識も変わってきました。
赤ちゃんは大人と比べて皮膚が薄く、紫外線によるダメージを受けやすいので、紫外線の浴びすぎには注意してあげましょう。
ママができる赤ちゃんの日焼け対策とクールダウン
≪赤ちゃんの日焼け対策とは≫
赤ちゃんと外出する際に気をつけたいことは
◎日差しが直接赤ちゃんに当たらないようにする
・薄い上着などを着せる。UV効果のあるパーカーやポンチョなどもおすすめ
・つばの広い帽子を選んでかぶせる
・ベビーカーは日よけをつけ、足元はタオルなどでカバーする
・抱っこの時は日傘を活用する
・室内や車の窓にもUVカットシートやサンシェードなどをつける
◎日焼け止めを塗る
・デリケートな肌に負担が少ない、赤ちゃん用のものを使用する
・適量を確認し、塗り過ぎないように注意する
・外出先から帰ったら日焼け止めを取り除く
◎紫外線の量が最も多くなるのは正午頃ですが、日差しの強くなる9時くらいから15時頃を避け、朝夕の涼しい時間帯に出かける
◎晴れの日だけでなく、曇りの日も油断しない
快晴の時に比べ、薄曇りで80から90%、曇りで60%、雨でも30%の紫外線量があるそうなので、晴れていないからと油断をしない
≪日焼けした場合はクールダウンを≫
外出後、日焼けをして赤くなってしまった場合は、まずは日焼け止めや汚れを落としてから、濡れタオルなどで赤くなった患部を冷やし、クールダウンをしてから、ワセリンや赤ちゃん用のローションなどでしっかり保湿をしてあげましょう。
これからの季節は、日焼けだけでなく熱中症にも気を付けるなど、親子で対策を考えましょう。
【参考サイト】
紫外線環境保健マニュアル(環境省サイト)