妊婦さんが注意したい「食中毒菌」があります!
食中毒の原因となる菌が最も繁殖しやすくなるこれからの季節。
妊婦さんが注意したい食中毒菌「リステリア菌」をご存知ですか?
食中毒の原因は、サルモネラ菌・腸管出血性大腸菌などの細菌、ノロウイルスなどのウイルス、フグや毒キノコなどによる自然毒や、寄生虫、化学物質によるものなどさまざまです。その中で妊婦さんが注意したいのが冷蔵庫の中などの低温でも増殖するという「リステリア菌」による食中毒です。
乳製品や食肉加工品から検出されるリステリア菌とは?
リステリア菌とは、動物の腸内や河川、下水など自然界に広く分布しています。欧米では、ナチュラルチーズ、生ハム、スモークサーモン、肉や魚のパテなどから検出され、集団食中毒を発生させている菌です。国内では乳製品や食肉加工品などから検出されているそうです。
妊婦さんが感染するとどうなる?
潜伏時間は24時間から91日間までと広範囲で、倦怠感、弱い発熱を伴うインフルエンザの様な症状などが主な症状。胃腸炎症状はみられないそうです。
健康な大人の場合は特に注意が必要ではありませんが、妊婦さんは一般の人より感染しやすく、感染した場合は重症化しやすいということで警戒されています。さらに、胎盤や胎児へ感染すると、流産や生まれた新生児に影響がでることがあると言われているので、注意が必要です。