「4歳の壁」との効果的な関わり方
「4歳の壁」で心がけたい3つのポイント
「4歳の壁」真っ只中の子どもたちの困った態度、行動に対して、どういった関わり方をしたらよいのでしょうか?
甘えを受け止めてあげる
自分でやりたい、伝えたい気持ちがある一方、思い通りにならないジレンマを抱えています。普段できることでも「食べさせてー」「抱っこしてー」と甘えてきたら受け止めてみましょう。また「自分でやる!」と言ったのにうまくできず、かんしゃくを起こした場合も、やろうとした気持ちをほめてあげ、気持ちが落ち着くまで甘えさせてあげるのがよいそうです。辛い時に身近な人に甘えられて満たされることが心の成長につながると言われています。
かんしゃくを起こしても寄り添ってあげる
かんしゃくがあまりにもひどいと放っておきたくなりますが、抱きしめて話を聞くなど大人から寄り添ってあげてください。それさえも拒否して長く泣き叫ぶこともありますが、そこは気長に。気持ちが落ち着いてきたら、何がイヤだったのか、どうしたかったのか、子どもの話をできるだけ聞いてあげましょう。子どもも自分の気持ちの整理ができるようになっていきます。
ポジティブな言葉かけを心がける
「ダメ」「早くしなさい」などネガティブな言葉の代わりに、「こうしてみようか」「あと5分で終わろうね」など、ポジティブな言葉かけを心がけてみてください。否定や拒否ではなく、できることに目を向けやすくなり、子どもも親も心に余裕ができてきます。
親も戸惑う「4歳の壁」ですが、子どもにとって大切な成長過程の一つ。不安や葛藤を抱えている時期であることを理解し、向き合い、大きな心で受け止めて乗り越えていきましょう。