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気になる赤ちゃんの頭の形。小さいうちなら直すことができる?

頭の形のゆがみは遺伝もあるの?

頭の形のゆがみには先天的変形と後天的変形があります。
先天的変形の要因としてはママのおなかにいるときの、子宮内での空間に制限のある状態が影響すると言われています。ですから双子などの場合はその制約が強くなり、変形のリスクは高まります。また、逆子や、分娩に時間がかかるような場合においても、赤ちゃんが産道に圧迫されることにより、細長い頭の状態で生まれるケースが多くなります。さらに、吸引抽出などの医療器具による変形もあるようです。

後天的変形は、長時間同じ体勢で寝かせることによるものがほとんどです。生まれたばかりの赤ちゃんの睡眠時間は長く、自発的に寝返りを打てないため、同じ体制で長時間過ごすことになり、頭の扁平やゆがみを引き起こすのです。寝返りを打つようになると寝ぐせがついてしまい、同じ姿勢でい続けることも要因となります。

まれに、先天的な要因が生まれたあとの環境に影響されて変形が起きる場合もあります。例えば、筋肉斜頸の症状がある場合、首の運動に制限があり、一方方向にしか向けないため一方向での癖づけが、さらに変形を助長してしまうということがあるようです。
パパの頭の形が悪いから、と悩むママもいるようですが、頭の形は遺伝というよりも出産時やその後の寝かせ方で決まってくることが多いようです。