赤ちゃんのひとりごとはどうして起きるの?
赤ちゃんのひとりごとには意味があるの?
クーイングは、口や声帯の発達の証しと述べたように、赤ちゃんが意識的におしゃべりをしているわけではありません。誰かが反応することで、声を出すことを学んでいきます。また、常に応答を求めて声を出しているとも限りません。自分の発する声を探索するように遊んでいることもあるようです。
赤ちゃんにとってまわりのものすべてがインプットの素材。クーイングしていなくとも、じっと聞いている様子であれば言葉を学習しようとしているのかもしれません。
喃語との違いと言葉の成長
クーイングで発声や発音の練習が進み、生後3か月頃を過ぎてくると「ばばば」 「だだだ」といったような声に変わってきます。これが「喃語(なんご)」と言われるものです。喃語は口や舌を使って出す声で、2つ以上の音がつながっています。喃語が一番多く聞かれるのが8か月から9か月頃。発声を続けることで音の調節ができるようになり、発する喃語の発音もどんどんはっきりしてきます。1歳頃には意味を伴った「まんま」や「わんわん」といった最初の言葉を発するようになるのがおおよその流れです。
この時期においてもたくさん話す赤ちゃんもいれば、少ない赤ちゃんもいて、それぞれの個性があります。少なくても心配し過ぎないようにしましょう。