過ぎても大丈夫?食品の消費期限と賞味期限
実に9割以上の人が、スーパーやコンビニで食品を買う時に、「期限」が書かれた食品品質表示を見ているといいます。「とにかく期限が来たら食べるのをやめればいい」と考えてしまいがちな「消費期限」と「賞味期限」。この2つの期限の違いを知っていますか?
「消費期限」と「賞味期限」の違いは?
消費期限は、分かりやすく言うと「主に製造後5日以内で品質が劣化する食品で、超して食べると危ないことを意味する期限」のことで、長期保存のできないお弁当や、生ものに表示されています。それは、何月何日の何時までという時刻まで決められています。
一方、賞味期限は「製造メーカーが品質を確実に保証している期限」のこと。未開封で保存した場合に「美味しく食べられる期間」で、比較的保存しやすいスナック類や缶詰、醤油や味噌といった調味料などの加工食品に表示されています。これは、賞味期限を超えたからすぐに食べられなくなるかというと、そうではありません。賞味期限を超えた食品がいつまで食べられるかは、結局は消費者本人の判断や保存方法次第なのだそうです。
ちなみに、砂糖や塩などの調味料、アイスクリーム類、氷など、特に長期保存が可能な食品の場合は賞味期限の表示を省略することができるそうです。アイスクリームなどに賞味期限の表示が無いというのは、そういうことだったのですね!