必要な人に必要な支援を「令和6年能登半島地震 支援情報ナビ」

春は要注意! 子どものストレスサインを見逃さないで 

親ができる対処法

子どもの様子がいつもと違ってストレスを抱えているかもしれないと気づいたら、まずは子どもの気持ちに寄り添って安心できる状況を作ってあげましょう。気になって根ほり葉ほり話を聞きだそうとするのはNGです。またストレスからくる感情や行動の不安定な部分に対して叱ったり否定したりすることも避けてください。子どもが話したくなったら黙って最後まで話を聞き、そのうえで子どものよいところや成長した部分をほめて、前向きな気持ちがもてるようサポートしてあげましょう。

頭痛や腹痛など体調不良を訴える場合は、ひと休みさせてあげたり身体をさすってあげたり、子どもの症状が少しでも緩和するようにしてあげるのがよいそうです。登園や登校を嫌がる場合は強制せず、まずは「行きたくない気持ち」を受け止めてあげてください。子どもにとって、自分とまっすぐ向き合って話を聞いて受け入れてくれること、些細なことに気づいてケアしてくれることは安心につながります。

また、本人が好きなこと夢中なことに打ち込める機会を作ってストレス発散につなげたり、甘えてくるときはスキンシップをとって甘えさせてあげることも有効だそう。家庭だけで難しい場合は、園や学校の先生に子どもの状態を共有することも必要です。

慣れない環境でストレスを感じても、そばで話を聞いて味方になり心を休ませてあげることができれば、子どものストレスを軽くすることが期待できるでしょう。子どもが少しずつ前向きな気持ちになれるよう、焦らず見守っていきたいですね。