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いざというときに慌てない! 子どもの切り傷、擦り傷の対処法

いざというときに慌てない! 子どもの切り傷、擦り傷の対処法
子どもは注意していても切り傷や擦り傷はつきものですが、出血が多いと親もあせってしまいがちに。いざというときに慌てないためにも、応急処置を正しく把握しておきましょう。

傷口の洗浄に消毒液は使わない

以前は、傷の手当てといえば消毒液を使っていましたが、今は、不衛生な環境でのケガ以外なら消毒液を使用しない場合が多いようです。消毒でばい菌を一時的に殺菌することはできますが、傷口から出てくる滲出液 ( しんしゅつえき )に含まれている傷を治す成分「細胞成長因子」も死んでしまうためです。傷ができてしまったら、出血しているかどうかにかかわらず、まずは水道などの流水で傷を十分に洗いましょう。

公園などでケガをすると、砂や泥が傷についていることが多いので、できるかぎり取り除くようにするのがポイント。
少し沁みてしまうこともありますが、傷口をしっかり洗浄することで、傷口の大きさや深さを把握でき、傷口からの感染を対策できるので、洗浄を第一にしましょう。

その後、清潔なタオルやガーゼなど押さえて止血します。止血できたら絆創膏を貼って傷口をガードしましょう。